「高揚感」と「母国語の納得感を求める衝動」との付き合い方で語学上達が決まる!

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bykst / Pixabay

本来人間はまちがいを犯すもの。語学学習でも同様。学習を続ける限り間違いを犯す可能性がある。

1.東大教授酒井邦嘉氏ある研究成果!

脳は、英語を学習する際に、自然に日本語に最適化された回路を形成しようし、日本語に存在する「普遍文法」が機能することにより、英語の発音や文法が日本語に影響され、間違いを起こす。
東京大学教授の酒井邦嘉氏の研究成果。

重要なことは、この「間違いを起こす可能性」と、どのように付き合ってゆくか、なのである。

どんなに意気揚々と学習を始めても、どんなに準備万端整えようと、さらにどんなに完璧を目指そうとも、この「間違いを起こす可能性」が付きまとうのである。付きまとわれると悪影響がでる。

2.これからお話しするポイント!

1.間違いは犯すものと認識する

2.ストレスは必ず母国語の強い納得感を求める衝動に駆られるものと認識する

3.自分を褒めること、他人を褒めること、が高揚感を高めるものと認識する

4.常に負荷を与えストレスを受けながら継続すると認識する

5.これにより母国語の文法に修正をかけることができると認識する

6.人により「高揚感」を感じされる学習カテゴリーは異なることを認識する

7.人により「母国語の納得感を求める衝動」に走らせる学習カテゴリーは異なることを認識する

8.カテゴリー分析を行い自分に合った学習方法を構築することが重要と認識する

3.こんな生徒がいた!

英語をさぼること数年。しかし一念発起して再スタートを切った。最初の個別単元の学習においては、どんどん実力をつけ上達していった。

しかしながら、長文読解のカリキュラムに入ると途端に、そのスピードと集中力がなくなっていったのだ。

細かいサポートを施した。単語の強化、苦手単元の解き直し、短文でのトレーニングなどなどだ。しかし、本人の顔色や態度を見るに、戦っているというより、振り回されているように見えた。

本人に尋ねると、重い口を開いてこういった。長文い入ると、全然うまく行かないのでやる気がなくなった。文法ではあんなにうまく行ったのに。ということだった。

答は単純である。

脳は、強い満足感を求めている。上記の例でいえば、文法学習時に得た強い刺激と大きな満足感である。しかし、長文に入った瞬間に、間違いを犯しはじめ、今まで得た刺激と満足感は消え去り、苦痛と嫌悪感に支配される。

このことは、生徒にとどまらず、多くの英語学習者、さらには英会話学習者に共通するものである。

4.私が体験した事例をご紹介する!

留学当初の語学学校での3ヶ月間に関するものだ。

入学したばかりのわたしは、
・英語が聞き取れない
・発言しようにも時間がかかる
・英語を書くにも読むにも辞書が必要
・よく間違った使い方をする
の状況であった。

しかし、同時に
毎日の生活の挨拶、常套句、口語の言い回し、授業で学習する文法の確認、テレビなどのメディアを通じたかけ流しの音を常に吸収していた。

強いプレッシャーと戦っていたのだ。脳の活動は意識の中でフル回転の状態。疲労とストレスを受ける。無意識下では反応しない。まだ日本語が支配している、よく言い間違いをする、という状況であった。

1週間目の変化は、
挨拶の言い回しの音に慣れる。音として捉えて和訳する必要がなくなる。当然、即座にその返答も可能となる。

この脳の中で自動的に反応する量は微々たるものであるにもかかわらず、朝の挨拶や朝食の際の簡単なやり取りには、特別な意識をしなくなっている。間違いも気にしなくなっている。とても気持ちが楽になっている、というものであった。

しかし、
そこから新たな領域の会話や話題、知らない言い回し、会話のスピードの上昇、となると、また脳がする回転状態となりる。かけ流しの音が耳障りになる状態が始まる、になったのだ。

心理的には、
日本語を通じての納得感を求める強い衝動にかられていた。

しかし、
同時に聞き覚えのある英語の音が、ほんの少し引っかかるようになると、高揚感につつまれ、先ほどの日本語衝動、つまり第一言語の支配から逃れることが出来る。
を実感したのだ。

不十分や不完全に対するいらいらが、意識の中で大きくなるのを抑えることが出来るのは、
唯一自分をほめること、もしくは他人にほめられることであった。

geralt / Pixabay

※当然お世辞も含むが、素直に受け入れるようにすることが重要である。

2ヶ月目には、
自動的に反応するボリュームは、単純に学習の量と比例するようになった。

英語を拒み日本語放送を見続ける学生や、プレッシャーやストレスに押されて、学習をとめてしまうと、その上達は急激に鈍化してしまう。

なぜなら、毎日の受身に環境から習得できるものは、今の自分のレベルのものしか入ってこないからだ。

継続して学習していく中で、毎日の環境において確認や気づきが起こり、上乗せされ増えていく。その差は3ヶ月、半年、1年と経過すれば、非常に大きな差となって表れます。

上記のプロセスの中で、
私は、1ヶ月目ぐらいに英英辞典に取り替えた。当然負荷は増えた。

単語の説明がわからないので、もう一度の日本語辞書で調べるという付加だ。

しかし、ここで日本語を見て納得しても、最後に見た日本語があくまで参照程度の印象程度しか残らず、英語と英語の説明のほうが強く脳に刺激を与え、自分の脳の中に英語が残るのである。

これが、第1言語の脳の文法に修正をかけているという状態である。第2言語での自動化を推進し始めているといえる。

先ほど申し上げた通り、落ち込みと高揚感の両方を双方を経験することにより、どのカテゴリーはより自分に高揚感を与えるのか、落ち込みを感じる原因などを見つけ、その改善策を講じた。

例えば、映画を見に行く、テレビを見る、散歩に出かける、ドライブする。など自分の独自のスタイルを見つけること重要です。

この脳の動きをベースに、学習者個々の癖を見抜いて、基本のカリキュラムに都度必要な修正をかけることが重要なのだ。

わたしは努めて、このような学習者の状況変化を事前に想定して、あらゆるアドバイスとサポートをしている。

しかしながら、本人たちは危機的な状況にいると思い込んでいるので、取り除くまでに時間のかかる生徒もいることは確かだ。

5.もう一度まとめ!

1.間違いは犯すものと認識する

2.ストレスは必ず母国語の強い納得感を求める衝動に駆られるものと認識する

3.自分を褒めること、他人を褒めること、が高揚感を高めるものと認識する

4.常に負荷を与えストレスを受けながら継続すると認識する

5.これにより母国語の文法に修正をかけることができると認識する

6.人により「高揚感」を感じされる学習カテゴリーは異なることを認識する

7.人により「母国語の納得感を求める衝動」に走らせる学習カテゴリーは異なることを認識する

8.カテゴリー分析を行い自分に合った学習方法を構築することが重要と認識する

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