なぜ中3生は英作文が苦手なのか?その理由と解決策を説明します!

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中3受験生の英語を多く担当してきました。今も複数人担当しています。

その中で一番手を焼くのがこの

「英作文」

本日はどうやって英作文の力をつけるか、そして現状の問題点とその解決策についてお話ししたいと思います。

英訳英作文の違いについて:

英訳とは、日本語から英語に言い換えること。
英作文とは、英語で秩序立てて文を構成すること。

北辰中3受験生の英作文問題!

これが問題です!

27年中学3年生第6回の問題です。

 次の「意見」に対して、「条件」に従い、自分の考えなどを含め、まとまった内容の文章を5文の英文で書きなさい。*印のついている語には、英文のあとに「注」があります。(8点)

「意見」Watching TV is a *waste of time.  「注」waste・・・・無駄、浪費

「条件」① 1文目は think という語を使い、「意見」に対する自分の考えを、解答欄の①に書きなさい。

② 2文目以降は、なぜそのように考えるのかが伝わるように、4文で解答欄の②に書きなさい

あなたもトライみてください!

模範解答例を記載します!

まず、北辰が提供する「解答」をここに記載します。お読みください。


I don’t think so.


I usually watch TV for about an hour after dinner.

It’ interesting to watch it with my family and talk about it.

I have learned a lot of thing from TV programs.

Of course, watching TV too much is not good, so it’s important to think about it.

解答例たどり着けない原因?!

中学校で英語の授業を1~2年間受けてくると、上記の解答例にたどり着くことがかなり難しくなると感じています。

それには以下の理由が考えられます。

国語に関して:

・シンプルな日本語で文を組み立てることができない

・日本語特有の語順や口語表現を無意識に使っている

英語に関して:

・英語の語順についの基礎が身についていない

・英語の構文についてい基本が理解できていない

英日間のやり取りについて:

・シンプルな日本語を学んできた英語に語順通り置き換えることができない

・文頭から構文に沿って区切りながら自分の和訳ができない

作文に関して:

・作文のための基本指導(エッセイ・ライティング)が十分に行われてない

原因の「なぜ」を説明します!

学校で強く指導している日本語らしい表現にするために、文の前後を行ったり来たりする翻訳が身についてしまっているからです。

注:最近では文頭から和訳する指導をしている学校があるようです。

もともと生徒たちは、自分が覚えた英文法(英文法は語順・構文を含む)で英語で書かれた問題文を訳し解答しています。

涙ぐましい努力をしています。

しかし、

教科書の本文の和訳となると、日本語らしい表現にするため文の前後を行ったり来たりする翻訳になってしまうのです。

本来は、文を理解することが重要にもかかわらず、翻訳になっているのです。

そうすると、

なぜひっくり返して和訳するのか?
どうしてその和訳にしなければならないのか?
ぎこちないがシンプルな和訳ではいけないのか?

の疑問を抱くのですが、

一つ一つ解決されることはなくどんどん先に進んでしまいます。

自力での直訳では、硬い日本語表現になることは頻繁に起こります。

この硬い日本語表現が、どの日本語らしい表現に相当するのか、ということを丁寧に説明していないのが現状のようです。

本来、日本語と英語は異なります。スペイン語と英語のようにはいきません。この違いは大きいのです。

生徒たちが習った文法通りに和訳をすすめると、必ずこの問題に直面します。

厄介なのは、受験用問題集や関連テキストには解答説明欄に、必ず全文和訳が掲載されています。

この和訳には、今申しあげたような日本語らしい表現がいたるところで使われています。

日本ですから、読めば理解できます。

しかし自分の和訳とどこが違うのか一つ一つチェックする必要があります。これは大変は作業です。

さらに、なぜ自分の和訳と違うのかの原因を究明する必要があります。

これでは本文訳や長文読解を避けてしまうのも無理はありません。

わたしは授業で読解のカリキュラムに入ると、必ず本人の和訳とどこが違うのかじっくり説明しながら進めます。

英作文の話じゃないのか?についてお答えします。

はい、そうです。もうすぐです。

日本語を作り直すとは?

もう一度思い出してください。

英訳英作文の違いについて:

英訳とは、日本語から英語に言い換えること。
英作文とは、英語で秩序立てて文を構成すること。

シンプルな和訳ができるようになると、今度はシンプルな日本語から英語にしていきます。

中3生の英語は、はっきり申し上げて現地の小学生低~中学年といったところだと思います。

生徒たちが小学生の頃はどんな日本語使っていたでしょうか?

中3生の使う日本語特有の語順や口語表現をそんな簡単に英語に出来るとは思いません。

ではどうするかというと、

シンプルな日本語で作るのです。そうすれば学んできた英語と英文法の範囲で組み立てることが可能となります。

このポイントは、実は大人の方が英会話を学ぶときにも出現します。

自分の使っている日本語があまりに流暢なので、それに相応した英語の表現を知らない、使えない、というものです。

こんな時には、シンプルな日本語に置き換えることが重要なのです。

英作文を実行する!

ここからの本日の本題です。

英作文を英語では「English Composition」といいます。

Composition には、構成、作文、作曲、組成、構図という意味があるので、組み立てるという感覚がしっくりくる感じですね。

そうなんです、組み立てるんですよ。

ここからは過去記事を抜粋します。

1.フォーマットを利用する!

米国には、「フォーマット」と言う考え方があるんです。私達も得意のはずなのですが!?

つまり、というかひな形、と言えばいいでしょうか。その形に沿って当てはめて考えたり、書いたりしていけば、簡単に基本的な形が出来上がるというものです。

これは、わたしが大学のコミュニケーションの授業だったと思いますが、教わったものです。

2.エッセイのルール!

1.自分の意見
2.理由①
3.理由②
4.理由③
5.再度自分の意見

3.作成してみよう

サンプルセンテンス:

1.I like Kyoto very much.
2・It is a very old city.

3.There are many beautiful places to visit.
4.Foods there are very delicious.
5.That’s why I love Kyoto.

なーんだ、と言う声が聞こえてきました。そう、まずは「なーんだ」を作らなければなりません。このシンプルで短い文こそが重要なのです。

多くの方は、最初から綺麗な洗練された格調高い英語をと考え、結局浮かばずに諦めてします。それどころか5行にも関らず、行ったり来たりしている間に何も書かずに終わってしまうという結果になっています。これは学生に限ったことではありません。

4.文頭に味付けをする

さあ、このシンプルで短い文が骨格になり、これに少しづつ味付けをしていくのですよ。

さて、まず最初の味付けは、文頭に追加できるこんな言葉:

First of all(まず初めに)
Moreover(さらに)
Also(また)

1.I like Kyoto very much.
2・First of all, it is a very old city.

3.There are also many beautiful places to visit.
4.Moreover, foods there are very delicious.
5.That’s why I love Kyoto.

5.理由に説明を追加

次にできることは、理由①~③までの各理由に、3つほど追加の文章を書いていくのです。

2・It is a very old city.
①There are more than three thousand temples.
②Most of the temples there were built hundreds years ago.
③It is very interesting to know about the history.

3.There are many beautiful places to visit.
①One of my favorite places is Kinkaku-ji.
②It was build in 1397.
③A lot of tourists visit there to the see the beauty of it.

さあ、こんな具合でスタートしてみてはいかがでしょうか。

アメリカの大学では、このようなことを授業で教えてくれます。コミュニケーションの授業だったと思いますが、教わりました。

短い文章なのである程度の力があれば自力で作ることも可能。
もしヒントが欲しければ、すでに自分のトピックとその理由3つが明らかなので、そのキーワードでネット検索をかけて自分にあった文章見つけるころもできます。さらに自分流に手直ししながら作るのもいいでしょう。

このように、シンプルで短い文章、使う単語や言い回しを変えていけば、かなりいろいろな組み立てができるようになることは間違いありません。

学校の英語の授業で教えてあげてほしいですね。

まとめ!

シンプルな日本語から、ここまで作文することができます。

そして現在中学生には、以下のエッセイのルールを教えています。

1.自分の意見
2.理由①
3.理由②
4.理由③
5.再度自分の意見

だいぶ慣れてきたようです。

みなさんも是非シンプルな日本から試してください。

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