googleが発表したBluetoothイヤホンのPixel Budsとは?

GoogleのAirPods対抗イヤホンはリアルタイム翻訳もこなす

こんなタイトルから始まる記事の概要は以下の通りです。そして動画が添付されていました。

今日行われたGoogleのハードウェアイベントで驚かされたものの一つが、BluetoothイヤホンのPixel Budsだ。首の後ろでワイヤーが繋がってはいるが、あらゆる意味でApple AirPodsのライバルだ。

価格は159ドルで、11月に発売される。そして、このイヤホンは40か国語を理解する。本当に。

ステージ上のデモで、聴衆の誰もが度肝を抜かれたのがリアルタイム翻訳機能だった。壇上の会話が英語からスウェーデン語へと滞りなく翻訳される。話者が話し終えてから1~2秒後に翻訳が始まる。発表者はこれを「まるで専任の通訳が横にいるようだ」と得意げに語った。(記事より抜粋)

 

とにかく是非試してみたいと思いますね。

特に日本語英語間はどんな感じになっているのか?

また英語はなんとか話せるが、イタリア語とかロシア語、さらには中国語をしゃべってくれると助かるな?

日本語からイタリア語とかロシア語、さらには中国語と英語からイタリア語とかロシア語、さらには中国語とどちらが精度が高いのか?

 

 

ではここで「機械翻訳」について簡単に追加説明をさせていただきたいと思います。

 

機械翻訳の種類!

機械翻訳には主に2種類があります。

1.ルールベース機械翻訳

2.統計的機械翻訳

 

ルールベース機械翻訳は、機械に人がコツコツとルールを落とし込んでいく作業が行われるため、非常に時間と労力がかかるというものです。要するに、文法やら単語やら熟語やらを一つ一つ丁寧に教え込んで正しく翻訳できるようにする、といったことではないでしょうか。

当然のことながら多言語に展開するには、この地道な作業の繰り返しとなるわけで、非常に手間がかかるのです。

統計的機械翻訳はどうかといいますと、「翻訳モデル」と「言語モデル」から構成されています。

例と挙げると以下のようになります。

I am from Tokyo.という英語を翻訳する場合、「翻訳モデル」は「私は東京からです」と訳してしまいます。ルール通りに訳すのです。

これって英語習いたての中学生みたいですよね。そして「言語モデル」は、膨大なデータから翻訳先の言語の語順を学び取り「私は東京出身です」という日本語らしい文を生成するというものです。

 

特に後者の統計的機械翻訳は、インターネットの発達とともに膨大なデータを扱えるようになって一気に発達した技術になります。

しかし、この統計的機械翻訳にも欠点があります。与えられた膨大なデータのどの部分に間違いがあったのか、突き止めることが不可能に近いということです。

こんな試行錯誤が続いていました。

 

ニューラル機械翻訳!

上記でも触れましたが、

ネットの発達とともに創造を超えるデータをあらゆる角度から扱えるようになあったことから、素晴らしい進化を目の当たりにしているというのが現在の状況です。

 

そして、

グーグルが2016年に開発した「ニューラル機械翻訳」により、今まではどう考えてもミスが多すぎの機械翻訳の精度を、ほぼ人間並みにしてしまったということです。

これは、ニューラルネットワーク(神経回路のこと)を用いた翻訳の手法なんだそうです。

 

その中で特徴的なのが「アテンションモデル」という新機能を取り入れた点だと言われています。

この新機能は、人が英語から日本語に翻訳する際に、文のどこから翻訳すると意味を正しく捉えることができるのかという、文節の決定作業に似ているものと言われています。

そして、このニューラル機械翻訳の凄いところは、「共通意味表現」の獲得なのです。

 

日本語と英語の翻訳と英語とフランス語の翻訳を学習した機械翻訳が、まだ学習していない日本語とフランス語を翻訳を実現できれば、言語に依存しない概念を機械が得たともいえ、非常に興味深い成果なのです。

この機械翻訳のサービスは間違いないく普及していくでしょうね。

共通意味表現!

言語に依存しない概念を機械が得る、ということが数十か国語の機械翻訳を可能にしたわけですね。

 

アテンションモデルという新機能が可能にした「ニューラル機械翻訳

 

グーグルはこのプロジェクトに想像を絶する資金を投下していることを考慮すれば、これから先にどんどん人間に近い「神経回路」をもった「AI」が出現し、翻訳通訳を自在にこなすものが生まれてくることは間違いないでしょう。

写真のクレジット;http://ow.ly/y19A30fGdJK

上記の内容は「AIまるわかり」長谷佳明、古明地正俊著 日経文庫より抜粋、引用させていただきました。

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ABOUTこの記事をかいた人

英語アドバイザー。役に立つ情報(英語)ブログ運営。学習院大学/サンフランシスコ州立大学卒業。アパレル企業代表取締役の元専任通訳・翻訳者。元IT系ベンチャー企業経営者。現大手個別指導塾英語講師。