聴いたことのない音は聴き取れない、で英語発音ルールを押さえる!

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先日、塾で担当の中学生の生徒からリスニングが出来なかった、と悩みの相談を受けました

もう一度リスニングのポイントに触れてみることにします。

黙読したり、音読したり、○○先生の発音聞いたり。みなさんの自分流の英語の音との付き合いはかなり長いと思います。

しかしながら、そのままだとリスニングの壁にぶつかることになる。

自分の発音と現地の人の発音に違いはありませんか?

音は変化する、音はルールにしたがって変化する、ということについてお話しをします。

学校では教えてくれません。

そのルールとは以下の通り:

英語リスニングのお医者さん [改訂新版]
著者:西蔭浩子(上記書籍より抜粋させていただいた)

目から鱗のこれらのルール、もっと前に教えてほしかった、と思うのは私だけではないと確信しています。

留学当初のわたしは、このルールは持ち合わせていませんでした。独学で毎日メモを取りながら記憶していった。なんて無駄なことだったのでしょうか。

皆さんには、そんなことをしないで済むように、ルールの基本をご紹介しておきます。

パッと読むための目次

ルールその1【短縮】

中学1年生の教科書にも出ている「短縮形」というもの。
2つの単語からなる語句が、短縮されて短くなり発音が変化する。
この短縮された音をまず覚えてしまおう。

★be動詞が主語といっしょになる

I am が I’m ⇒「アイム」
You are が You’re ⇒「ヨア」
He is が He’s ⇒「ヒズ」※hisと間違えないように。
Who is が Who’s ⇒「フーズ」※whoseと間違えないように。
They are が They’re ⇒「ゼア」※thereと間違えないように。
There is が There’s ⇒「ゼアズ」
There are が There’re ⇒「ゼアラ」

★助動詞が主語といっしょになる

I will が I’ll ⇒「アイル」
You wll が You’ll ⇒「ユル」
He will が He’ll ⇒「ヒル」少し伸ばす感じです。※healやheelと間違えないように。
There will が There’ll ⇒「ゼル」
I would が I’d ⇒「アイドゥ」
We had が We’d ⇒「ウィドゥ」※これはWe had betterのWe hadがWe’dになったもの。

★助動詞とnotがいっしょになる

will not が won’t ⇒「ウオウン」トゥはほとんど発音しなし。※wantは「ウオントゥ」オの後のウがなくなる。
would not が wouldn’t ⇒「ウドゥン」
should not が shouldn’t ⇒「シュドゥン」

★助動詞とhaveがいっしょになる

must have が must’ve ⇒「マスタヴ」
could have が could’ve ⇒「クダヴ」
should have が should’ve ⇒「シュダヴ」
would have が would’ve ⇒「ウダヴ」
might have が might’ve ⇒「マイタヴ」

★動詞のhaveやhasが主語としっしょになる

I have が I’ve ⇒「アイヴ」
He has が He’s ⇒「ヒズ」※He isのHe’sやhisと間違えないように。
Who has が Who’s ⇒「フーズ」※who isのWho’sやwhoseと間違えないように。
They have が They’ve ⇒「ゼイヴ」

ルールその2【連結】

2つの単語がつながってしまうことが良くある。
つまり、前の単語の最後の音と次に来る単語の最初の音がいっしょに発音されるのだ。
つながった音は、個別に発音したものよりかなり変化してしまう。
以下の4つのルールを頭にいれておこう。

★前の単語の最後の子音と次の単語の最初の母音が連結する

good ideaは、「グッド アイディア」⇒「グッダイディア」
look outは、「ルック アウトゥ」⇒「ルッカウトゥ」
heads upは、「ヘッズ アップ」⇒「ヘッザップ」
tell usは、「テル アス」⇒「テラス」
kind ofは、「カインドゥ オブ」⇒「カインドブ」
think aboutは、「ティンク アバウトゥ」⇒「ティンカバウトゥ」

※母音とはa、i、u、e、oのことです。子音は母音以外のことをさす。

★子音rと次の単語の最初の母音が連結する

far awayは、「ファー アウェイ」⇒「ファーラウェイ」
for a whileは、「フォー ア ワイル」⇒「フォーラワイル」
for hoursは、「フォー アウワーズ」⇒「フォーラウワーズ」
care ofは、「ケア オブ」⇒「ケアロヴ」

※for hoursは、forのrとhoursのoが連結する。
※care ofは、careのrとofのoが連結する。

★子音mやnと次の単語の最初の母音が連結する

warm upは、「ウォーム アップ」⇒「ウォーマップ」
in orderは、「イン オーダー」⇒「イノーダー」
come onは、「カム オン」⇒「カモン」
an interestingは、「アン インタリスティング」⇒「アニンタリスティング」

★3語以上の単語がそれぞれ連結する

hit it offは、「ヒットゥ イットゥ オフ」⇒「ヒリロフ」
not at allは、「ノットゥ アットゥ オール」⇒「ナラロー」
pick it upは、「ピック イットゥ アップ」⇒「ピキラップ」

上記以外にも、たくさんの例が考えられます。2語3語さらに4語と連結することもある。
是非、この連結があること頭に入れておくように。

ルールその3【脱落】

会話のなかでは、文字で書かれている音が抜け落ちて、発音されなくなることがよくある。

★単語の最後の語と次の単語の最初の語が同じ子音の場合、先の子音は聞こえない

get togetherは、「ゲットゥ・トゥゲザー」「ゲッ・トゥゲザー」
left turnは、「レフトゥ・トゥーン」「レフ・トゥーン」
I could doは、「アイ・クッドゥ・ドゥー」「アイ・クッ・ドゥー」
take careは、「テイク・ケア」「テイ・ケア」

★単語の最後の語と次の単語の最初の語が似た子音が続く場合、先の子音は聞こえない

good timeは、「グッドゥ・タイム」⇒「グッ・タイム」
hot dogは、 「ホットゥ・ドッグ」⇒「ホッ・ドッグ」
look goodは、「ルック・グッドゥ」⇒「ルッ・グッ」
top batterは、「トップ・バラー」⇒「トッ・バラ」

★子音が続く場合、先の子音は聞こえない

beside meは、「ビサイドゥ・ミー」⇒「ビサイ・ミー」
could hearは、「クッドゥ・ヒア」⇒「クッ・ヒア」
can’t standは、「キャーントゥ・スタンドゥ」⇒「キャーン・スタンドゥ」
just nowは、「ジャストゥ・ナーウ」⇒「ジャス・ナーウ」

★b、d、f、k、p、tの6つの子音は、単語の最後、句の最後や分の最後にくると聞こえなくなる

I’m tired.は、「アイム・タイアドゥ」⇒「アイム・タイアー」
lookは、「ルック」「ルッ」
in a minuteは、「イナ・ミニットゥ」⇒「イナ・ミニッ」

さあ、残り3つのルールです。

ルールその4【同化】

誰でも発音するサンキューも、実は、単語の語尾の文字と次の単語の先頭の文字が同化して、
音が変化。「タンク ユー」とは発音しない。

★tで終わる単語に、youが付くと「チュ」、sにyouが付くと「シュ」となる

meet youは、「ミーチュー」
let youは、「レッチュー」
get youは、「ゲッチュー」
miss youは、「ミシュー」
kiss youは、「キシュー」

★dで終わる単語に、youが付くと「ヂュ」、zの音で終わる単語にyouが付くと「ジュ」となる

Would youは、「ウッヂュ」
glad youは、 「グラッヂュ」
heard youは、「フーヂュ」
as youは、「アジュ」

★k、v、p、thなどで終わる単語のあとにyouが付くと「キュ」「ヴュ」「ピュ」「デュ」となる

thank youは、「タンキュー」
have youは、「ハヴュー」
help youは、「ヘルピュー」
with youは、「ウィデュー」」

★口語としてよく使われるいくつかの単語とtoがいっしょになり発音が激変する

want to=wanna 「ワナ」
going to=gonna「ゴナ」
got to=gotta「ガタ」
ought to=oughta「オータ」
have to=hafta「ハフタ」
has to=hasta「ハスタ」

ルールその5【弱形】

意味のある情報を持たない単語は、弱く、早く、あいまいに発音される。それで、聞き取りにくくなる。

★代名詞は弱くなる

will heは、「ウィリー」
let himは、「レティム」
tell usは、「テラス」

★冠詞は弱くなる

call a taxiは、「コーラタクシー」
an orangeは、「アノレンジ」
the bookは、「ダブック」

※anは弱く発音されると「エン」や「ン」となって、次の母音とつながる。
※theは弱く発音されると「ダ」になる。

★前置詞・接続詞は弱くなる

※ofやfromは、それぞれ弱く早く発音され、母音は「ウ」とも「ア」とも区別がつかないようなあいまいな音になる。

ルールその6【変形】

よくご存じの、日本語の「ラ」の音に聞こえる。やわらかい音に変化する。

★tが母音に挟まれると「ラ行」に聞こえる

butterは、「バラー」
matterは、「マラー」
put itは、「プリットゥ」
get overは、「ゲローヴァー」

★tの後ろにlがくると、tの音がやわらかくなる

littleは、「リルル」
subtleは、「サルル」

※tが「ル」に聞こえる。

まとめ!