このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「get your feet wet」についてご説明します。
意味
“get your feet wet”は直訳すると「足を濡らす」ですが、比喩的には:
初めて何かを経験してみる、とりあえず始めてみる
入門的に挑戦する、少し試してみる
日本語でいう「まずはやってみる」「ちょっとかじる」に近い表現です。
例文
日常会話では:
I’ve never tried skiing before, but I’m excited to get my feet wet this weekend.
「スキーは初めてだけど、今週末ちょっと挑戦するのが楽しみだ。」
ビジネスでは:
It’s her first project, so she’s just getting her feet wet.
「彼女にとっては初めてのプロジェクトだから、まだ経験を積み始めたところだ。」
学習・新しい挑戦として:
You don’t need to be perfect—just get your feet wet and see how it goes.
「完璧じゃなくてもいいから、まずは始めて様子を見てみよう。」
ニュアンス
「深く飛び込む」のではなく、“まず足先を水につけてみる” → “少し経験してみる” という比喩です。
カジュアルな表現で、会話やビジネス英語でも軽めの文脈でよく使います。
似たニュアンスの表現:dip your toes in (the water) もよく使われます。
起源
元々は水に入る前に「まず足だけ濡らす」ことから → 「最初の一歩を踏み出す」という比喩に発展しました。
20世紀中頃からアメリカ英語で広まりました。
使用地域
アメリカ英語で非常によく使われる口語表現。
イギリスでも通じますが、イギリスでは “dip your toe in” の方がよく使われます。
関連表現
dip your toes in (the water) → 試しにやってみる
break the ice → 初対面の緊張をほぐす(同じく“最初の一歩”系)
get started / try your hand at → とりあえず始めてみる
2つの表現の比較
“get your feet wet” と “dabble”の違いは:
1. get your feet wet
新しいことに初めて挑戦してみる
とりあえず経験を積む、入門的にやってみる
ポジティブで前向きで、「始めの一歩」というイメージ
将来的に本格的に取り組む可能性があります。
It’s my first coding class. I’m just getting my feet wet.
「初めてのプログラミング授業なんだ。今はまだ始めたばかりだよ。」
「本格的なスタートの前に、ちょっと試してみている」感じ。
2. dabble
趣味程度に手を出す/浅く関わる
本気ではなく「かじる程度」になります
やや軽い・一時的
長く続ける意図がない場合にもよく使います。
「専門性がない」「遊び感覚」寄りです。
She dabbles in painting, but she’s not a professional.
「彼女は絵をちょっとかじっているけど、プロではない。」
He dabbled in politics before becoming a writer.
「彼は作家になる前に、政治にちょっと関わっていた。」
「趣味で少しやる」や「表面的に関わる」のイメージ。
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。