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こんな覚えにくい英文法表現はこの言い替えで会話に活かす!

高校生に英文法を指導していて思うことがあります。

会話では別の表現を使うことが多いので、その表現も合わせて紹介しておいたほうがいいのにと。

 

特にセンター試験や難関問題を指導しているときに思います。

 

書き言葉や重要表現として大事にしなければなりません。

しかし、とっさに口をついて出てくる表現というのが会話では必要です。

 

本日は、

言い替えればすんなり頭に入る英文法表現を5つご紹介します。

1.They say that…

もうよくご存知の・・・と言われている、という意味で使われる表現です。

このtheyは代名詞の”彼ら”とせずに不特定の一般の人々と考えてください。

 

人が話していることには、人が言っていることには、という使い方ができます。

 

例文:
They say that he broke up with his girlfriend.
彼はどうやら彼女と別れたらしい。

 

ご参考までに高校英語の言い替え問題のようになりますが、覚えていると大変役に立つので以下に頻出の言い方をご紹介します。

They say that he broke up with his girlfriend.

People say that he broke up with his girlfriend.

It is said that he broke up with his girlfriend.

He is said to have broken up with his girlfriend.

 

ここで注意です。

He is said to have broken up with his girlfriend.

He is saidの時は、必ず不定詞の形にしてください。

この例文では言われている時点より前に彼は彼女と分かれたので、完了不定詞にするのがポイントです。

 

人が主語のHe is saidのあとは不定詞以外は使えないことに注意です。

He is said that he broke up with his girlfriend.はNGですので気を付けて下さい。

何故NGかと言うと、

sayという動詞の直後には代名詞などを持ってくることができない。

say A(人)that・・・という形が存在しないので、当然それを受身にした形もない、ということです。

座学において定番の問題や言い替えです。

 

しかし、喋るときには

They say that he broke up with his girlfriend.

People say that he broke up with his girlfriend.

とシンプルな形を思い出して使って欲しい。

まとめ:

日常で敢えて書き言葉のような表現を使わなくても気楽に話をすることが重要です。

本日お話しをした内容は、知っていると困らないというぐらいで押させておいて欲しいです。

実体験されると気が付くものですが、さっと口から出なければ会話ではおいていかれますから。

 

是非慣れたシンプルな言い回しを会話では活用してください。

2.If it weren’t for~ ,…

~なしでは、~なくして、という意味の仮定法過去の言い回しです。

とても重要な表現です。入試にもよく出るこの問題はしっかり押さえておく必要があります。

例文:
If it weren’t for your help, I wouldn’t be here.
皆さんの支えなしでは、私はここにいることはない。

重要なポイントを説明しておきます。

「~なしでは、~なくして」という表現には参考書などを確認すると、上記の言い回し以外にいくつかの同様に使えるものも明記されています。

それが、

but for ~
without ~

1. But for your help, I wouldn’t be here.
2. Without your help, I wouldn’t be here.

1.の言い回しもなかなか良いのですが、2番目はすっきりと頭に入ると思います。

「あなたの支え(助け)なしには、私はここにたっていることはない」としっくりときます。

スポーツ選手や目標を成し遂げた方々がコメントすることをよく耳にする言い回しです。この表現なら簡単に覚えることができます。

 

何故なら「まどろっこしくない」からです。

読んで字の如し。

 

多くの洗練された(私の個人的な意見ですが”頭にはいりにくい””覚えにくい”)言い回しを学習していますが、どの言い回しがすっきりしていて使いやすく、さらに会話でよく使われるか明記されていれば、大変助かるのではないでしょうか。

人によってはわざと「If it weren’t for your help, I wouldn’t be here.」に言って試す人もいますが、知っていれば惑わされることもありません。

まとめ:

「まどろっこしい」言い回しは覚えなくていい、というつもりは全くありません。

それどころか知っていて欲しいと思っています。書き言葉やまた勝負を決めたいときには、ワンランクアップを決定づける重宝する言い回しですから。T

POで使い分けて欲しい。

3.…hardly… before~

・・・・するかしないうちに、・・・・するとすぐに、という意味の言い回しになります。

否定語のhardlyが入った文章になりますが、否定語自体にわずらわしさはあまりありません。

neverを思い出せばイメージできます。

 

しかし、この否定語にbeforeが加わり文全体の意味を日本語で押さえるときが少々厄介です。

英語ではどんな形になるかというと、

She had hardly began to take a shower before someone knocked at the door.
彼女がシャワーを浴び始めるとすぐに誰かがドアをノックした。

私にはこの英語と日本語がなかなかリンクしないのです。

この英語から日本語がさっと思い出すことができないし、その逆の英語からこの日本語もなかなか浮かびません。

 

直訳してみますと、

誰かがドアをノックする前に彼女はシャワーを浴び始めることはなかった。

直訳しないでこの上記のきれいな日本語訳を覚えてしまえばいいのでしょうが、しっくりとこないとなかなか口から出てくることはない。

 

なかなかなじめない。覚えられない。これは私だでしょうか?!

そこで、我々がこの言い回しを習うもっと前に学習した言い回しに変えてしまいましょう。

 

それは、

「as soon as」です。

As soon as she began to take a shower, someone knocked at the door.
彼女がシャワーを浴び始めるとすぐに誰かがドアをノックした。

 

どうでしょうか?わかりやすくないでしょうか?

 

このパターンが会話でよく使われます。

 

何度も申し上げますが、会話では無理をしない限り、まどろっこしい言い回しは使いません。

 

使いたいのであれば、勿論使ってもかまいません。

しかし、

すぐに思いつく伝わりやすいものでいいのではないでしょうかね。

ご参考までに同様の意味をもつ言い回しをご紹介します。

1.She had hardly began to take a shower before someone knocked at the door.

2.Hardly had she began to take a shower before someone knocked at the door.

3.She had scarcely began to take a shower when someone knocked at the door.

4.Scarcly had she began to taka a shower when someone knocked at the door.

 

2.は否定語のhardlyを文頭におく倒置法を使ったもの。

3.は否定語のscarcelyを使った言い回し。この場合はbeforeの代わりに接続詞whenを使う。

4.はその倒置法。

1~4は全て同じ意味となる。

まとめ:

「as soon as」が覚えやすいです。これを押さえください。

As soon as she began to take a shower, someone knocked at the door.
彼女がシャワーを浴び始めるとすぐに誰かがドアをノックした。

重要ポイント:

※否定語の入った言い回しでは、基本は主節が過去完了、従節に過去とします。

※as soon asの時は両方とも過去。

4.A is 比較級 any than other 単数名詞

Aはどの( )より( )である、という比較級で最上級の意味をもつ言い回し表現になります。

例文:
Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
富士山は日本で一番高い山だ。

ここで注意する点は、any other mountainで「mountains」と複数にはならないことです。

ご参考までに、同じ意味になる表現には以下のものありますので覚えておいてください。

比較級で
No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.
富士山より高い山は日本に他に一つもない。

原級で
No other mountain in Japan is so [as] high as Mt. Fuji.
富士山ほど高い山は日本に他に一つもない。

※最初のsoはasを差し替え可能。

最上級で
Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
Mt. Fuji is the highest of all the mountains in Japan.

※最上級のポイントは、theを付けること。

※all the mountainsとall mountainsの違いについてはここでは省略します。

ネットでかなり詳細に説明されているので、気になる方はチェックしてください。基本的にどちらでも使用可。

他の例文をご紹介しておきましょう。

比較級で
Nothing is more precious than time.
時間より貴重なものはない。

There is nothing more precious than time.
時間より貴重なものはない。

Time is more precious than anything else.
時間はほかのなによりも貴重だ。

原級で
Nothing is so [as] precious as time.
時間ほど貴重なものはない。

There is nothing so [as] precious as time.
時間ほど貴重なものはない。

最上級で
Time is the most precious thing of all.
時間は一番貴重だ。

 

どれを使うかはあなた次第です。

まとめ:

比較にするか最上級にするかは自分の選択です。

すぐに発話できる自分の得意な言い回しを押さえておくことが重要。

日本語においても、

知っているし使える、でも自分がよく口にするものはそれと異なることがありますよね。

5.It… not until ~ that …

~して初めて・・・する、という意味の言い回しです。

例文:
It was not until the meeting was over that she showed up.
打ち合わせが終わって初めて彼女が現れた。

私はこの日本語はあまり使いません。

上記でも申し上げてきたように頭に入ってきづらいからです。

 

その代わりに、

彼女は打ち合わせが終わるまで現れなかった、のこちらを使います。

この2つの表現には当然強調したい点が異なることは承知の上です。

でもこっちはすんなり入ってくる。

そして、英語も以下のようになる。

She didn’t show up until the meeting was over.

冒頭の表現には、倒置法を使う言い方もあるのでご紹介しておく。

It was not until the meeting was over that she showed up.

Not until the meeting was over, did she show up.

上の文ではthat+主語+動詞

下の文では ,+ did she show upの倒置

6.まとめ!

長い間この頭にすんなり入ってこない文法表現を詰め込んできたおかげで、発話するときにも大いに支障をきたしています。

でも書き言葉や豊かな言い回し表現として押さえて損はありません。

ですので、しっかり押さえた上で賢く会話に使いやすいものとして覚えておきましょう。

 

 

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2016年8月8日初記事