英語「walk the line」はどんな意味だかわかりますか?

 
このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
 

◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください

 
記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳者10年専任。

 

本日のフレーズ

 
本日は「walk the line」についてご説明します。
 

意味

 
“walk the line”は:

「一線を守る」「バランスを取る」「規律やルールを守って行動する」という意味です。

ある立場や状況の中で、極端に偏らずに慎重に行動することを表します。
文脈によっては「法や規則を破らずにやる」「ギリギリのところで逸脱しないようにする」というニュアンスも含まれます。。
 

例文

 
“As a manager, you have to walk the line between being friendly and being authoritative.”
(マネージャーとして、親しみやすさと権威の間でバランスを取らなければなりません。)

“He always walks the line when it comes to company policies.”
(彼は会社の方針に関しては常にルールを守っています。)

“Politicians must walk the line between pleasing voters and making tough decisions.”
(政治家は有権者を満足させることと厳しい決断を下すことの間でバランスを取らなければなりません。)
 

ニュアンス

 
ビジネスや政治の文脈でよく使われる比喩的表現です。

カジュアルな会話でも使えますが、やや「慎重さ」「規律を守る姿勢」を強調する響きがあります。

場合によっては「ルールを破らず真面目にやる」という意味でも解釈されます。
 

起源

 
「線の上を歩く」というイメージから来ています。

規律やルールを「線」と捉え、その上を外れずに歩く=「守る」「慎重に進む」という比喩です。

また、アメリカでは警察が飲酒運転の疑いがある人に「白線の上をまっすぐ歩かせる」テストを行うことがあり、そこから「規律やルールを守る」「逸脱しない」という意味も強まりました。
 

使用地域

 
アメリカ英語・イギリス英語ともに使われます。

特にアメリカでは日常会話からビジネス、音楽(カントリー・ロック)に至るまで幅広く知られています。
 

関連表現

 
toe the line(規則を守る/「線の上に足を揃える」から)

play by the rules(ルールに従う)

keep in line(規律を守る/逸脱しない)

stay on track(脱線せずに進む)

strike a balance(バランスを取る)

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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。

つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。

パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!

もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:

関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

まとめ

 
アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像
 
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関連記事【無料カウンセリング】ビジネス英会話スクール2社

 
本日は以上です。