英語「well up」はこんな意味になります!

 
このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
 

◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください

 
記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳者10年専任。

 

本日のフレーズ

 
本日は「well up」についてご説明します。
 

意味

 
“well up”は自動詞で「液体や感情がこみ上げてくる、あふれてくる」ことを表します。

・涙があふれる
・感情が込み上げる
・水などが湧き出す

日本語で言う「涙がこみ上げる」「感情があふれる」「水が湧き出る」に相当します。
 

例文

 
涙がこみ上げる

Tears welled up in her eyes when she heard the news.
「その知らせを聞いたとき、彼女の目に涙がこみ上げた。」

感情があふれる

Anger welled up inside him, but he stayed calm.
「怒りが彼の中にこみ上げたが、彼は冷静さを保った。」

水が湧き出る

Water welled up from the ground after the heavy rain.
「大雨の後、地面から水が湧き出た。」
 

ニュアンス

 
文学的・感情的な表現で、日常会話というよりは小説・記事・感情を描写するときに多いです。

特に「涙」と一緒に使われることが多く、“tears well up” は非常に定番のコロケーション
 

起源

 
古英語の“wella” (湧き出る、流れる)が語源になります。

14世紀ごろから「液体があふれ出る」の意味で使われ、後に「感情がこみ上げる」という比喩的意味に発展しました。
 

使用地域

 
アメリカ英語・イギリス英語ともに一般的です。

特に文芸的な表現やニュース記事などでよく使われます。
 

関連表現

 
tear up(涙ぐむ)
choke up(感情で声が詰まる)
overflow with emotion(感情があふれる)
 

まとめ

 
“well up” = 「涙や感情、水がこみ上げる・あふれる」
特に “Tears welled up in her eyes.” は英語でよく見かける典型的なフレーズです。
 

最後に類似表現など

 
涙・感情系 → tear up, choke up, get misty-eyed, eyes brim with tears, tears spring to one’s eyes

感情一般系 → overflow with emotion, be overcome with emotion, surge up, rise up

液体系 → bubble up, spring up, gush out

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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。

つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。

パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!

もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:

関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

まとめ

 
アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像
 
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本日は以上です。