英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

<英語学習論 スピーキングと総合力をご紹介>

 

語学を学ぶ方は必読です。内容は濃いです。
じっくり構えて読むことが重要です。

 

[st-kaiwa2]無駄な努力ってどう意味ですか???怒怒怒!!![/st-kaiwa2] [st-kaiwa1 r]は、はい、お答えします![/st-kaiwa1]  
簡潔に申し上げると;

  • 会話が流暢になるには5年以上必要
  • 数ヶ月ではペラペラにはならない
  • 相当量の反復トレーニングが必須
  • 宣言的知識と手続的知識の構築要(後で解説)

 
したがって、しっかりとした英語の目標を持つことが重要になります。

そうでないと、途中で挫折する割合が増えてしまいます。
 
考えてもみてください!

短期留学して流暢さを身につけることができると、安易に考え留学して現実に直面するとどうでしょうか?
立ちはだかる高い壁と大きなカルチャーショックがあなたに襲いかかってきます。
国内学習でも同様です。目標のない自分に合っていないトレーニングをしていては時間とお金の無駄です。

 
なので、自分に合った目標を持つことで、継続と上達が可能になるわけです。

さらに、人間の脳と語学の習得がどのように働くのか事前に知っておけば、じっくり攻めていくことができるからです。

 
では、早速ご紹介します!

 



 

記事の信頼性

 

この記事を読んでいただくと:

英会話習得のための必須事項がわかります。さらに①宣言的知識②手続き的知識がわかります。さらにfluencyとFLUENCYの概要が分かります。

 

記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役専任の通訳・翻訳者のわたしが明言します。

 

脳科学の専門家であり英会話のエキスパートの英語学習論

 

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  • 英語学習論 スピーキングと総合力
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英語学習論 スピーキングと総合力

現京都大学国際交流推進機構准教授、在米20年、MIT含む4校で「化学・数学・物理学・第二言語習得」を教える、という方の書籍です。

 


 

第1部
英語運用力の本質と学習戦略
1.1知識の二重螺旋:宣言的知識と手続き的知識
・宣言的知識のみを失う記憶喪失症
1.2流暢さと自動性
・2種類の流暢さ:fluencyとFLUENCY
・自動性:究極の流暢さ
1.3流暢さ養成の4要素
・十分な宣言的知識
・大量学習
・反復学習
・時限訓練
上限の設定/下限の設定
1.4熟成から覚醒へ
・熟成
・量子飛躍
・マスキング
・そして覚醒へ
1.5記憶について:心理学の領域から
・処理の深さ:処理水準
・利用しやすい記憶:転移適切性処理
・記憶の違いを判断:示差的処理
1.6英語教育・学習の四重螺旋
・意味重視のインプット
・意味重視のアプトプット
・言語形式の学習
・流暢さの養成
1.7精と多の二重螺旋
1.8弱点の脳内データベース:DEARと拡張DEAR
(書籍より引用)

 
簡単に概要をご説明します。

 

脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。
[st-kaiwa1 r]覚えて口で説明する出来ると言うことですね[/st-kaiwa1]

 

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。
[st-kaiwa1 r]パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです![/st-kaiwa1]

 

わたしの体験ですが、5年連続して宣言的知識を米国大学の学生生活を通じて大量に学習しました。

その結果4年目ぐらいから「手続き的知識」による効果が表れてきました。

ハイスピードで連続的な会話でも理解でき、それに対して発話することが可能になった。ということです。勿論わからないことやミスはありましたが。

 
現地に長期滞在している人ても、日常の限定的な言葉の繰り返しで大量学習がない場合には「手続き的知識」の効果は少ないとよく感じていました。つまり話し込むと理解できな苦なるわけです。

 

2種類の流暢さ:

fluency:どれだけの英語を学んだか:宣言的知識

FLUENCY:学んだ英語をどれだけ使いこなせるか:手続き的知識

[st-kaiwa1 r]現地に10年在住と言う方でも、読む・書く・聞く・話す・分析する・討論するなど学校で習得するべき大量学習が少ない場合には、一見流暢に聞こえますが、FLUENCY「手続き的知識」の効果少ない場合があります。[/st-kaiwa1]  

さらに後半には「手続き的知識」を得るための訓練の方法も記載されています。

 

まとめ

 

アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像

 

140ページの書籍ですが、掘り下げた内容になっています。さらにトレーニングついても詳細に記載されています。

対象は、英語学習者にとどまらずに、英語教育者、英語教育養成者の方々も視野に入れた書籍をなっています。

是非是非立ち読みからでもこの書籍を覗いてみたらいかがでしょうか?

必ずあなたが探しているものが見つかると思います!

ここにこの書籍の目次をご紹介してまとめとしたいと思います!

第1部
英語運用力の本質と学習戦略
1.1知識の二重螺旋:宣言的知識と手続き的知識
・宣言的知識のみを失う記憶喪失症
1.2流暢さと自動性
・2種類の流暢さ:fluencyとFLUENCY
・自動性:究極の流暢さ
1.3流暢さ養成の4要素
・十分な宣言的知識
・大量学習
・反復学習
・時限訓練
上限の設定/下限の設定
1.4熟成から覚醒へ
・熟成
・量子飛躍
・マスキング
・そして覚醒へ
1.5記憶について:心理学の領域から
・処理の深さ:処理水準
・利用しやすい記憶:転移適切性処理
・記憶の違いを判断:示差的処理
1.6英語教育・学習の四重螺旋
・意味重視のインプット
・意味重視のアプトプット
・言語形式の学習
・流暢さの養成
1.7精と多の二重螺旋
1.8弱点の脳内データベース:DEARと拡張DEAR

 

第2部
結果を出した学習法
2.1大人の英語学習:「かくしき」を重んじる
2.2語彙の強化
2.3聞く
・ステップ1:教材選択
・ステップ2:リスニングの第1ステージ(全体を聞く)
・ステップ3:リスニングの第2ステージ(部分を聞く)
・ステップ4:リスニングの第3ステージ(スクリプトの使用)
・ステップ5:リスニングの第4ステージ(聴解の仕上げ)
・番外:スクリプトのない教材
2.4読む
・多読
・精読
2.5話す
・「話す」の4側面
・Leveltの発話モデル
・発話のための内容の仕分け:Thinking for Speaking Filter
・スピード・正確さ・構文の高度さ:fluency,Accuracy,Complexity
・発声法:Articulation
・・15/45Exercise(時限訓練15/45)
・・Free Translation(意訳・略訳。概訳・ズレ訳・自由訳)
・・Picture Task(絵の描写)
・・Oral Composition(口頭作文)
・・Summary Task(要約)
・・Pair Work(二人で練習)
・・Write and Speak/Write to speak(作文をもとに話す)
・・Recording(録音チェック)
2.6書く
・和文英訳でなく課題作文
・ライティングとスピーキング
・他人の間違いから学ぶ
2.7スピードの目安:ネイティブvs.ノンネイティブ

 

第3部
言語の進化と脳科学から見た「話す・聞く」の優位性
3.1ヒトとことは:言語の起源・進化
3.2なぜスピーキングか?
3.3話し言葉の優位性
3.4スピーキングとリスニングの連携
3.5音声言語知覚の運動理論
3.6難しい音の聞き取りとスピーキング回路
3.7スピーキングとリーディング
3.8視覚情報より聴覚情報
3.9難読症と音韻処理の欠陥
3.10手話も話し言葉
3.11ネイティブも音韻情報にたよる
3.12書き言葉の話し言葉への影響
3.13思考・概念と言葉
・熟考に言葉は必須
・言語は「言葉足らず」
・・豊かな思考と貧しい言語/速い思考と遅い言語
・影響しあう言語と思考
・・言語構造をきわめる思考・がいねんの形態/思考に影響を与える言語/Sapir-Whorfの極端な仮説