この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:Everything is copacetic.(すべて順調だよ)のように、問題がない状態を表します。
- 違い:great が最高なのに対し、copacetic は問題がない・支障なし。テンションは高くありません。
- 別表現:all good(問題なし)、smooth sailing(順風満帆)が近い表現です。
語源が分かっていない、という珍しい単語です。copacetic——ヘブライ語説、フランス語説、アメリカ南部起源説などが唱えられてきましたが、いまだ決着していません。意味だけははっきりしていて、「順調・問題なし」。20世紀前半のアメリカで広まった口語です。
「copacetic」の基本的な意味
意味は「順調な・問題のない・申し分ない」。物事がうまく運んでいる状態、あるいは特に問題が起きていない状態を表します。
ここが大事なところですが、テンションは意外と低めです。awesome や great のような高揚感はなく、「まあ、大丈夫」くらいの落ち着いた肯定。日本語なら「問題ないよ」「順調」がぴったりです。
どんな場面で使うのか
状況確認への返答が典型です。「どう、うまくいってる?」と聞かれてEverything is copacetic. と返す。仕事の進捗、体調、人間関係の様子。心配は要らないと伝える場面で使われます。
ただしやや古風です。若い世代は all good や we are good を使うほうが多く、copacetic を口にすると少しレトロな響きになります。それを狙って使う人もいます。
会話例5選

①職場で進捗を聞かれて
A: How is the project going?
B: Everything is copacetic.
A:プロジェクトどう?/B:すべて順調だよ。
②友人との会話
We talked it out, and now we are copacetic.
ちゃんと話し合って、今はもう大丈夫だよ。
③確認として
Are we copacetic on the schedule?
スケジュールの件、問題ないですか。
④家族との会話
The car is fixed, so everything is copacetic now.
車も直ったし、これでもう心配ないよ。
⑤SNSの投稿で
Long week, but things are copacetic.
長い一週間だったけど、まあ順調です。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「問題ない」を表す語は、テンションの高さと使われる世代で選び分けます。
| 表現 | ニュアンス | 語感 |
|---|---|---|
| copacetic | 問題なし・順調 | 落ち着いている。やや古風 |
| all good | 大丈夫・問題ない | 現代的でカジュアル |
| smooth sailing | 順風満帆 | 順調さを強調 |
| awesome | 最高 | テンションが高い |
| fine | まあ大丈夫 | 中立。時に消極的に響く |
fine との違いも押さえておきたいところです。fine は「まあいいよ」と不満を含むことがあるのに対し、copacetic にはその含みがありません。純粋に問題なしと伝えられます。
次に読みたいフレーズ
同じ肯定でも、テンションが一段上がる定番の口語があります。落ち着いた copacetic と並べると、感情の幅を使い分けられるようになります。
使い方のポイント・注意点
- 形容詞です。be動詞のあとに置く形が中心になります。
- 綴りは copacetic。copasetic という別綴りも辞書に載っています。
- アメリカ英語の口語。イギリスではあまり使われません。
- やや古風なので、若い相手には all good のほうが自然に届きます。
- 語源不明という珍しい単語。雑学として話のネタにもなります。
まとめ:「copacetic」の意味
copacetic は「順調・問題なし」。高揚感のない、静かな肯定を表す言葉です。語源が分かっていないという点でも珍しく、覚えておくと会話でひとつ話題が増えます。使うなら、落ち着いた場面で。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

