この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:Make sure you run it by me before sending.(送る前に必ず私に確認してね)のように、事前の確認や相談を求めます。
- 違い:ask me が一般的な質問を指すのに対し、run it by me はすでに考えた案を、実行前にチェックしてもらうという具体的なプロセスを表します。
- 別表現:check with me(私に確認して)、get my approval(私の承認を得て)が近い表現です。
run by は文字どおり「〜のそばを走らせる」。そこから転じてrun something by someone は「(案を)誰かのところに持っていって確認してもらう」という意味になりました。Run it by me. は「私に確認して・相談して」という、ビジネスでもプライベートでも頻出の表現です。
「run it by me」の基本的な意味
意味は「(実行する前に)私に確認して・相談して」。すでに案や計画がある状態で、それを実行に移す前にチェックしてもらう、というプロセスを表します。
単なる「聞いて」ではなく、承認や意見を求めるニュアンスが含まれます。上司が部下に対して、あるいは同僚同士で、決定前の最終確認として使われることが多い言い回しです。
どんな場面で使うのか
メールを送る前、大きな決定をする前、契約内容を確定する前。あとで問題にならないよう、事前にチェックを入れる場面で使われます。ビジネスの現場で特によく耳にする表現です。
プライベートでも使えます。友人へのプレゼント選び、旅行の計画。誰かの意見を聞いてから進めたいとき、run it by me はカジュアルにも馴染みます。
会話例5選

①上司から部下へ
Make sure you run it by me before sending the email.
メールを送る前に、必ず私に確認してね。
②同僚同士で
Can I run this idea by you real quick?
このアイデア、ちょっと相談してもいい?
③友人との会話で
Let me run it by my partner first.
まずパートナーに相談してみるね。
④契約について
I’ll run the contract by our lawyer before we sign.
署名する前に、契約書を弁護士に確認してもらいます。
⑤計画の相談で
I wanted to run the schedule by you before finalizing it.
確定する前に、スケジュールを一度見てもらいたくて。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
確認や相談を表す表現は、誰の判断が最終的に必要かで選び分けます。
| 表現 | ニュアンス | 求めるもの |
|---|---|---|
| run it by me | 私に確認して・相談して | 意見・承認 |
| check with me | 私に確認して | 事実確認・許可 |
| get my approval | 私の承認を得て | 明確な決裁 |
| ask me | 私に聞いて | 一般的な質問 |
| keep me in the loop | 私にも情報を共有して | 進捗の共有。承認は不要 |
keep me in the loop との違いも重要です。run it by me は実行前の承認プロセスを含みますが、keep me in the loop は単に情報を共有してほしいという要望で、決定権までは求めていません。求めているものの重さが違います。
次に読みたいフレーズ
作業を引き継いだあと、そこから先を進める表現もあわせて確認しておくと、仕事の会話がひと続きになります。
使い方のポイント・注意点
- 形はrun + 対象 + by + 人。run it by me、run this by you のように使います。
- Can I run this by you? は許可を求める丁寧な聞き方です。
- ビジネスでもカジュアルでも、幅広い場面で使えます。
- すでに案がある状態が前提。ゼロから相談する場合は ask のほうが自然です。
- 過去形は run のまま変化しません(run – ran – run)。過去形は ran を使います。
まとめ:「run it by me」の意味
run it by me は「私に確認して・相談して」。案を実行する前に、誰かのそばを一度通す——そんなイメージが、確認や承認のプロセスをそのまま表しています。仕事でもプライベートでも、決定前のひと手間を伝える便利な一言です。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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