英語「cash cow」はこんな意味なんです!

 
このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
 

◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください

 
記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳者10年専任。

 

本日のフレーズ

 
本日は「cash cow」についてご説明します。
 

意味

 
“cash cow”はビジネス用語で:

安定して大きな利益を生み出す商品・事業・顧客
会社の「ドル箱」

日本語で言う「稼ぎ頭」「金のなる木」に相当します。
 

例文

 
ビジネスで:

The iPhone has been Apple’s biggest cash cow for over a decade.
「iPhoneは10年以上にわたり、Appleの最大のドル箱商品だ。」

This old product is still our cash cow, even though it hasn’t been updated in years.
「何年もアップデートしていないこの古い製品が、今でも会社の稼ぎ頭なんだ。」

日常寄り(比喩的に)では:

For the studio, that movie franchise is a cash cow.
「その映画シリーズはスタジオにとって金のなる木だ。」
 

ニュアンス

 
ポジティブにもネガティブにも使えます。

ポジティブ → 「頼れる稼ぎ頭」
ネガティブ → 「会社が搾取する対象」

ビジネス英語ではかなり一般的。会議・記事・マーケティング分析でよく出できます。
 

起源

 
「乳牛(cow)」が毎日安定してミルクを出すことから、投資を回収した後も長く利益を生み続ける事業を意味するように。

特に1970年代に ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が発表した「プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス(PPM)」で有名になりました。
 

使用地域

 
アメリカ英語・イギリス英語どちらでもビジネス用語として広く使われます。

特に経営学やマーケティングで必須の表現です。
 

関連表現

 
money spinner(英:イギリス寄りの「儲かるもの」)

gold mine(金鉱 → 大きな収益源)

revenue stream(収益源:フォーマル)

profit center(ビジネス用語として「利益部門」)
 

4つの表現の比較

 
“money spinner” / “gold mine” / “revenue stream” / “profit center”

1. cash cow

意味:長期的に安定した大きな利益を生む事業や製品(「ドル箱」「稼ぎ頭」)

特徴:投資を回収した後も利益を生み続ける存在

ニュアンス:経営学やマーケティングで使う専門用語として定着

例:
The iPhone is Apple’s biggest cash cow.
(iPhoneはApple最大の稼ぎ頭だ)

2. money spinner(英寄り)

意味:よく儲かるもの/利益を生むもの(イギリス英語でよく使う)

特徴:カジュアル寄り、日常会話や記事で「儲け話」に使いやすい

ニュアンス:しばしば 一発当てた/当たり商品 のニュアンスを持つ

例:
That new TV show turned out to be a real money spinner.
(あの新しいテレビ番組は大当たりのドル箱になった)

3. gold mine

意味:金鉱 → 大きな価値や利益を生み出すもの

特徴:必ずしも「事業」だけでなく、情報・人材・機会 にも使える

ニュアンス:潜在的な価値を見つけたイメージ

例:
This archive is a gold mine for historians.
(このアーカイブは歴史家にとって宝の山だ)

4. revenue stream(フォーマル)

意味:収益源(会計・経営の用語)

特徴:投資家向け資料やビジネス文書で使うフォーマルな表現

ニュアンス:「お金が流れてくる源泉」を冷静に説明する感じ

例:
Advertising is their main revenue stream.
(広告が彼らの主要な収益源だ)

5. profit center(ビジネス用語)

意味:企業の中で利益を生み出す部門・商品

特徴:会計上「部門別収益」を扱うときに用いる管理会計の専門用語

ニュアンス:感情的な表現ではなく、組織内の会計単位

例:
The software division has become the company’s main profit center.
(ソフトウェア部門が会社の主要な利益部門になった)

何気ない会話でも
ちょっとしたフレーズを使うと会話力アップです
そんなフレーズや言い回しを押さえて
あなたの英語に磨きをかけましょう!

おすすめの一冊

 
英語学習論 スピーキングと総合力
脳科学の専門家であり英会話のエキスパートの英語学習論

現京都大学国際交流推進機構准教授、在米20年、MIT含む4校で「化学・数学・物理学・第二言語習得」を教える、という方の書籍です。




簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。

つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。

パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!

もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:

関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

まとめ

 
アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像
 
英語・英会話を徹底的に鍛えたいならこの2社をお薦めします。

関連記事【無料カウンセリング】ビジネス英会話スクール2社

 
本日は以上です。