このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「have no say」についてご説明します。
意味
“have no say”は:
「発言権がない」「決定に関与できない」という意味です。
自分の意見を述べる機会がなかったり、意見を言っても反映されない立場を表します。
例文
“I had no say in the matter.”
(その件について私は何の発言権もなかったのです。)
“The employees had no say in the decision to close the branch.”
(従業員たちは支店を閉鎖する決定に何の関与もできなかったのです。)
“Children often feel frustrated when they have no say in family decisions.”
(子どもたちは家族の決定に発言権がないと、しばしば不満を感じるのです。)
ニュアンス
フォーマル・カジュアルの両方で使える表現です。
ビジネス会話、日常会話のどちらでもよく登場します。
「意見を言う余地がない」「決定権がない」というやや不満や無力感を伴うことが多いです。
起源
“say”は「言う」という意味だけでなく「発言権」「意見を述べる権利」という名詞的な意味を持ちます。
この用法は古英語の時代から存在しており、“have a say”(発言権がある)の反対表現として “have no say” が自然に定着しました。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語の両方で使われ、国際的に通じる表現です。地域差はほとんどありません。
関連表現
be left out of the decision(決定から外される)
have no voice(声を持たない=発言権がない)
be powerless(無力である)
have no influence(影響力がない)
not get a say(発言の機会を得られない/口語的)
何気ない会話でも
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。