このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「That will do.」についてご説明します。
意味
“that will do”には大きく分けて2つの使い方があります。
十分だ・それでいい
必要な分がそろった、もう十分というニュアンス。
(例:何かを頼んで「もういいよ、十分だよ」と言う時)
もうやめなさい・それで結構(きつめ)
相手の言動を止めさせるときに使う、命令に近い表現です。
例文
「十分だ・それでいい」
You don’t need to add more sugar. That will do.
「砂糖はもう足さなくていいよ。それで十分。」
I think that will do for today’s work.
「今日の仕事はこれで十分だと思う。」
「もうやめなさい・それで結構」
That will do, Tom. Stop shouting.
「トム、もうやめなさい。大声を出すのはやめろ。」
That will do! I’ve had enough of this nonsense.
「もういい加減にしなさい! こんな馬鹿げたことはうんざりだ。」
ニュアンス
「十分だ」の場合 → 柔らかめ、日常会話で自然に使えます。
「やめなさい」の場合 → 強め・命令的・感情がこもる。口調次第ではかなりきつく響きます。
口調や文脈で意味が大きく変わるので要注意。
起源
「do」は「間に合う・役に立つ」という意味も持つ動詞。
16世紀ごろから “that will do” = 「それで間に合う/足りる」という言い回しとして使われ始めました。
「やめなさい」という使い方は、そこから転じて「それで十分(だからもうやめろ)」という意味に発展。
使用地域
イギリス英語・アメリカ英語ともに広く使用。
「もうやめなさい」の使い方はイギリス英語でやや頻繁。教師や親が子供に言う場面でよく耳にします。
関連表現
that’s enough(それで十分/もうやめなさい)
that should do it(それでうまくいくはず)
we’re good(カジュアルに「これで十分」)
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。