目次
この記事の要約
- 会話例で yenta の自然な使い方がわかる
- yenta と busybody / gossip / nosy の違いがわかる
- 「おせっかい・噂好き」を表すネイティブの別表現が身につく
他人のことに首を突っ込み、噂話が大好きな人——そんな人を表すスラングが yenta。
イディッシュ語に由来する、ちょっと砕けた言い回しです。
記事の信憑性
筆者はアメリカ在住5年、米国大学を卒業。ニューヨークで約2年間プロジェクトに関わりました。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳を約10年担当していました。
「yenta」の基本的な意味
yenta は「噂好きでおせっかいな人」という意味です。
人の事情に詳しく、世話を焼きたがる人を、少しからかうニュアンスで指します。
yenta:a person, especially a woman, who is a gossip or busybody(英英の定義より)
由来はイディッシュ語。ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』の世話焼き仲人 Yente で広く知られるようになりました。
どんな場面で使うのか
噂好き・詮索好き・世話を焼きたがる人を、軽くからかって呼ぶときに使います。
砕けた言い方なので、フォーマルな場では busybody や gossip が無難です。
会話例5選

① 噂好きを評して
A: She already knows everyone’s business.
(彼女、もうみんなの事情を知ってるよ)
B: She’s a total yenta.
(完全に噂好きだね)
② 世話焼き仲人
A: Why does your aunt keep introducing you to people?
(おばさん、なんで次々と人を紹介してくるの?)
B: She plays yenta every holiday.
(休みのたびにお見合いおばさんになるんだ)
③ 詮索をたしなめて
A: So, are you two dating or not?
(で、あの二人は付き合ってるの?)
B: Don’t be such a yenta.
(そんなに詮索しないでよ)
④ 職場で
A: How do you know all this?
(なんでそんなに事情通なの?)
B: Ask the office yenta—she knows all the drama.
(社内の噂好きに聞きな、全部知ってるから)
⑤ 自分のことを
A: You love a bit of gossip, huh?
(噂話、好きだよね?)
B: I’m a bit of a yenta, I admit.
(ちょっと噂好きなの、認める)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「おせっかい・噂好き」を表す語はいくつもありますが、響きや砕け具合が違います。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| yenta | (イディッシュ由来)噂好き&おせっかい(軽い揶揄) |
| busybody | 他人のことに首を突っ込む人 |
| gossip | 噂好き/噂話そのもの |
| nosy | 詮索好きな(形容詞) |
| matchmaker | 世話焼きの仲人(yenta の一面) |
次に読みたいフレーズ
噂好きの十八番といえば「ゴシップを披露する」こと。その定番スラングもどうぞ。
使い方のポイント・注意点
- イディッシュ由来。発音は「イェンタ」
- 噂好き+おせっかい+世話焼き仲人の三つの面がある
- 軽い揶揄。フォーマルでは busybody / gossip が無難
- 女性に使われがちだが、厳密な限定ではない
- 綴りは yenta / yente の両方が見られる
まとめ:「yenta」の意味
yenta は「おせっかいで噂好きな人」。
イディッシュ由来の砕けた言い方で、busybody / gossip / nosy と使い分ければ、人物描写の表現が一段広がります。
次のステップ:表現を”使える”英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ”知っているのに口から出てこない”のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

