このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「not see the light of day」についてご説明します。
意味
“not see the light of day”は:
「日の目を見ない」「公にされない」「世に出ない」という意味です。
作品・計画・アイデアなどが完成しても発表されなかったり、秘密のまま埋もれてしまったりする状況を表します。
日本語の「お蔵入りになる」に近い表現です。
例文
“Many of the writer’s early manuscripts never saw the light of day.”
(その作家の初期の原稿の多くは日の目を見ることがありませんでした。)
“The report was finished months ago but it will probably not see the light of day.”
(その報告書は数か月前に完成しましたが、おそらく日の目を見ることはないでしょう。)
“Some government documents may never see the light of day.”
(いくつかの政府文書は決して公開されないかもしれません。)
ニュアンス
フォーマル・カジュアルの両方で使われます。
政治・出版・芸術・ビジネスなど幅広い分野で用いられます。
やや文学的・比喩的な響きがあり、文章やスピーチで好まれる表現です。
起源
「light of day(日の光)」は「公開・明るみに出ること」の比喩です。
18世紀から19世紀にかけて文献に登場し、「公開される/世に出る」という意味が定着しました。
否定形(not see the light of day)で「日の目を見ない」=「発表されない」「秘密のままになる」という意味になりました。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語の両方で使われます。
国際的に理解される表現で、特にニュース記事や評論で頻出します。
関連表現
be shelved(棚上げされる/お蔵入りになる)
be buried(埋もれる/隠される)
never come out(決して発表されない)
be kept under wraps(秘密にされる)
be suppressed(抑えられる/発表を妨げられる/フォーマル)
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。