このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
目次
本日のフレーズ
本日は「your life is on the line」についてご説明します。
意味
“your life is on the line”は:
「命が危険にさらされている」「命がけだ」という意味です。
非常に危険な状況にあり、その結果が生死に関わることを強調する表現です。
例文
“Don’t take risks when your life is on the line.”
(命が危険にさらされているときに、リスクを取ってはいけません。)
“Soldiers know that their lives are on the line during combat.”
(兵士たちは戦闘中に自分たちの命がかかっていることを理解しています。)
“When your life is on the line, every decision matters.”
(命がかかっているときは、すべての決断が重要です。)
ニュアンス
ドラマチックで強調的な響きを持つ表現です。
カジュアルな会話から小説・映画・スピーチまで幅広く使われます。
フォーマルな学術的文章にはあまり使われませんが、比喩的に「大きなリスクを負っている」という意味でも使われます。
起源
“on the line”は「危険にさらされている」「賭けの対象になっている」という意味を持ちます。
元々は「電話回線(line)に出ている」ではなく、境界線(line)やロープを指し、「危険と安全の境目に立っている」というイメージから生まれました。
20世紀には「命・キャリア・名誉が危険にさらされる」という意味で広く使われるようになりました。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語の両方でよく使われます。
特にアメリカのニュース・映画・スポーツ解説などで頻繁に登場します。
関連表現
risk your life(命を危険にさらす)
put your neck on the line(危険を冒す/命や立場を危うくする)
be in mortal danger(死の危険にさらされている/フォーマル)
stake your life on it(命を賭ける)
life-or-death situation(生死を分ける状況)
「on the line」の比喩的な使い方
put your reputation on the line
意味
「評判を危険にさらす」「信頼を失うリスクを負う」という意味です。
保証したり断言することで、自分の信用を賭けるニュアンスです。
例文
“He put his reputation on the line by endorsing that product.”
(彼はその商品を推奨することで、自分の評判を危険にさらしました。)
“I wouldn’t put my reputation on the line for someone I don’t trust.”
(信頼できない人のために、自分の評判を危険にさらしたくはありません。)
その他の比喩的用法
put everything on the line
(すべてを賭ける)
例文
→ “She put everything on the line to start her own business.”
(彼女は自分のビジネスを始めるためにすべてを賭けました。)
with so much on the line
(大きなリスクがかかっている状況で)
→ “With so much on the line, they couldn’t afford to make mistakes.”
(多くのものがかかっていたので、彼らは失敗する余裕がありませんでした。)
まとめ
life on the line → 命が危険にさらされている(文字通り・重大)
career on the line → キャリアや仕事の存続が危うい(比喩的・職場やビジネス文脈)
reputation on the line → 信用や評判が危険にさらされる(比喩的・社会的文脈)
everything on the line → 全てを賭ける(強調表現)
何気ない会話でも
ちょっとしたフレーズを使うと会話力アップです
そんなフレーズや言い回しを押さえて
あなたの英語に磨きをかけましょう!
おすすめの一冊
英語学習論 スピーキングと総合力
脳科学の専門家であり英会話のエキスパートの英語学習論
現京都大学国際交流推進機構准教授、在米20年、MIT含む4校で「化学・数学・物理学・第二言語習得」を教える、という方の書籍です。
簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
英語・英会話を徹底的に鍛えたいならこの2社をお薦めします。
本日は以上です。