この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:職場、友人、SNS、恋愛、ファッションの5場面で使い方を紹介します
- 違い:「break a leg」は舞台や本番前の激励、「good luck」はどんな場面でも使える一般的な言い方、というニュアンスです
- 別表現:「knock them dead」「fingers crossed」「merde」も一緒に押さえます
友達が大事な本番に挑む前に、「頑張って」と言いたい。でも英語の「Good luck」だけでは物足りない。そんなときに使えるのが、break a legです。直訳すると「足を折れ」という物騒な言葉ですが、実は幸運を祈る言い方です。この記事では、意味とニュアンス、使える場面を通訳者の目線で整理します。
「break a leg」の基本的な意味
直訳は「足を折る」ですが、実際には「頑張ってね」「幸運を祈る」という意味です。辞書では、特に演者に対して、幸運を祈るときに使う言い方として載っています。舞台の世界では、「Good luck」と直接言うと縁起が悪いと考えられているため、その代わりに、反対のような言い方をする、という迷信にもとづいています。
由来は、はっきりしていません。舞台の迷信という説明が最も有名ですが、確かな裏付けはありません。英語の最も古い用例は、1920年代の競馬の迷信についての文章で、舞台の文脈での用例は、1930年代の終わりから1940年代にかけて確認されています。ドイツ語の「Hals- und Beinbruch」(首と足の骨折)という、幸運を祈る言い方が元になった、という説もあります。
どんな場面で使うのか
舞台、オーディション、ライブ、発表、面接、試合など、本番の前に「頑張って」と励ます場面で使います。もとは舞台の言葉ですが、今は舞台以外の場面でも、軽く励ますユーモアのある言い方として、広く使われています。
会話例5選

① 職場
Big presentation today? Break a leg!
今日は大事なプレゼンだね? 頑張って!
② 友人
You have an audition tomorrow? Break a leg!
明日、オーディションなんだね? 頑張って!
③ SNS
Opening night tonight! To everyone in the cast: break a leg!
今夜が初日! キャストのみんな、頑張って!
④ 恋愛
I’m singing at her birthday party tonight. — Break a leg!
今夜、彼女の誕生日パーティーで歌うんだ。― 頑張って!
⑤ ファッション
First runway show today? Break a leg out there!
今日が初めてのランウェイ? ステージで頑張って!
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
似た表現との違いを表にまとめました。「どんな場面で」「どれくらい砕けた言い方か」が、使い分けのポイントです。
| 表現 | ニュアンス | 向いている場面 |
|---|---|---|
| break a leg | 幸運を祈る(ユーモアのある激励) | 舞台や本番の前 |
| good luck | 幸運を祈る(最も一般的) | どんな場面でも |
| knock them dead | 観客や相手を魅了してこい | パフォーマンスや面接の前 |
| fingers crossed | うまくいくよう祈っている | 結果を待つとき |
| merde | ダンサーの間で使う、幸運の言葉(フランス語) | ダンスの世界 |
次に読みたいフレーズ
「うまくやってこい」を伝える別の言い方として、観客を魅了することを表すイディオムもあわせて覚えておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 「Break a leg!」の形で、命令の形のまま使います。「I hope you break a leg.」のように、願いを添える形もあります
- 本当にけがをしてほしいという意味ではないので、冗談と分かる場面で使います
- けがをしている人や、体を使う競技の選手には、冗談に聞こえて失礼になることがあります。競馬では、騎手に言うのは縁起が悪いとされています
- 返事は、「Thanks!」でかまいません
- かしこまった場面では、「Best of luck.」や「I wish you the best.」に言い換えます
まとめ:「break a leg」の意味
break a legは、舞台の迷信から広まった、幸運を祈る言い方です。「Break a leg!」の一言を、友人の本番の前に使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
「知っているのに口から出てこない」を抜け出すために、知識を声に出す練習へ変える4つのステップをまとめました。

