この記事の要約(Key Takeaways)
- 「walking on thin ice」は「危ない橋を渡る、危険な立場に立つ」という意味のイディオム
- 直訳は「薄氷の上を歩く」で、いつ割れてもおかしくない状況を連想させる
- 注意すべき行動やリスクの高い状況について警告するときに使われる
誰かがリスクの高い行動を取っているのを見て「危ない橋渡ってるね」と伝えたいとき、英語でどう表現すればいいでしょうか?今回は「He is walking on thin ice.」の意味・使い方・会話例をまとめて解説します。
「He is walking on thin ice.」の基本的な意味
直訳すると「薄氷の上を歩く」となり、いつ氷が割れてもおかしくない危険な状態を連想させます。そこから「危ない橋を渡る、危険な立場に立つ」という意味になり、リスクの高い行動や状況について警告するときに使われます。
どんな場面で使うのか
誰かが遅刻を繰り返す、ルールぎりぎりの行動を続けるなど、今後何か悪い結果を招きそうな行動について話す場面で使われます。相手を心配したり、忠告したりするニュアンスを含みます。
会話例5選

① 職場
A: He’s late again.
B: He is walking on thin ice.
(A: 奴また遅刻だよ! B: 危ない橋渡ってるね!)
② 友人
A: He keeps borrowing money and not paying it back.
B: He’s definitely walking on thin ice with that friendship.
(A: 彼、お金借りてばかりで返さないんだよ。 B: その友情に関しては確実に危ない橋渡ってるね)
③ 家庭
A: My teenager keeps breaking curfew.
B: He’s walking on thin ice with you, isn’t he?
(A: うちの10代の子、門限をずっと破ってるの。 B: あなたとの間で危ない橋渡ってるんじゃない?)
④ ビジネス
A: The company keeps missing deadlines with this client.
B: They’re walking on thin ice with that account.
(A: 会社はこのクライアントとの納期をずっと守れてないんだ。 B: そのアカウントに関して危ない橋渡ってるね)
⑤ 恋愛
A: He forgot our anniversary again.
B: He’s really walking on thin ice this time.
(A: 彼、また記念日忘れたの。 B: 今回は本当に危ない橋渡ってるね)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「リスク」系の表現と並べると、walking on thin iceの使いどころがはっきりします。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| walking on thin ice | 危ない橋を渡る | 今後悪い結果を招きそうな行動への警告 |
| don’t push your luck | 調子に乗るな | 相手に直接注意するときの表現 |
| put something on the line | 危険にさらす | 具体的な対象を危険にさらすことを表す |
| take a risk | リスクを取る | ニュートラルにリスクを表す一般的な表現 |
次に読みたいフレーズ
「調子に乗るな」を表す「don’t push your luck」も、リスクの高い行動を戒める表現として一緒に押さえておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 「be walking on thin ice」の形で現在の危険な状況を表す。
- 主語を変えて誰の行動が危ういのかを示せる(She’s walking on thin ice)。
- 心配や忠告のニュアンスを込めて使うことが多い。
まとめ:「He is walking on thin ice.」の意味
「He is walking on thin ice.」は「危ない橋を渡ってるね」という意味のイディオムです。リスクの高い行動について忠告したいとき、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
忠告や心配を伝える表現ほど、伝え方の加減が難しいものです。
知っている表現と、相手を思いやりながら自然に伝えられる表現には差があります。
その差を埋めるヒントを、通訳の現場から5つにまとめました。

