英語で「病み上がり」って何ていう?

 
このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
 

◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください

 
記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳者10年専任。

 

本日のフレーズ

 
本日は「on the mend」についてご説明します。
 

意味

 
“on the mend”

(病気やけがから)回復に向かっている
(状況や関係などが)改善しつつある

という意味で使われます。
つまり「まだ完全には治っていないけれど、良い方向に向かっている」というニュアンスです。
 

例文

 
健康に関して

I had the flu last week, but I’m on the mend now.
「先週インフルエンザにかかっていたけど、今は回復に向かっているよ。」

人間関係や状況に関して

Their friendship was rocky for a while, but it’s on the mend.
「二人の友情はしばらくギクシャクしていたけど、今は改善してきている。」
 

ニュアンス

 
カジュアル寄りの口語表現で、日常会話や記事の中でよく出てきます。

医学的な“完全回復”を示すのではなく、「良くなりつつある」程度を柔らかく表現する感じ。

健康だけでなく、人間関係・経済状況など比喩的に広く使えるのも特徴です。
 

起源

 
この表現は イギリス英語が発祥で、19世紀ごろに「衣服を mend(修繕する)」から派生したと言われています。

「傷んだものが修理されて良くなる → 人の体や関係が良くなる」という比喩が自然に広がったわけです。
 

使用地域

 
イギリス英語でもアメリカ英語でも広く使われます。
ただし、日常会話では イギリス英語での使用頻度がやや高めです。

アメリカでも十分通じる表現なので安心して使えます。
 

関連表現

 
getting better(良くなってきている)
on the road to recovery(回復への道のりにある:ややフォーマル)
healing(癒えている)
 

日本語と英語のニュアンスの差

 
「病み上がり」と “on the mend” の違いについて
 
「病み上がり」
「病気はほぼ治ったけれど、まだ本調子ではない」
ちょっと弱っている状態も含む
 
“on the mend”
「まだ完全には治っていないが、回復に向かっている」
まだ療養中で、体調が上向きになっている段階
 
使い分けイメージは以下の感じですかね!
 
誰かに「病み上がりなんです」と説明したい場合:
I’m still recovering from my illness.
I’m not fully back to normal yet.
I just got over the flu, but I’m still a bit weak.
 
誰かに「調子どう?」と聞かれて「良くなってきてるよ」と答える場合:
I’m on the mend, thanks.
I’m getting better now.
 

まとめ

 
on the mend → 「回復に向かっている」(ポジティブ寄り)
still recovering / not fully recovered → 「病み上がり」(まだ弱い感覚)により忠実
regaining my strength → 「体力を取り戻している最中」

何気ない会話でも
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。

つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。

パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!

もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:

関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

まとめ

 
アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像
 
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関連記事【無料カウンセリング】ビジネス英会話スクール2社

 
本日は以上です。