英語の「Water under the bridge」はこんな意味になります!

 
このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
 

◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください

 
記事の信憑性

在米5年の米国大学卒業、2年弱NYでプロジェクトに関わる。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳者10年専任。

 

本日のフレーズ

 
本日は「water under the bridge」についてご説明します。
 

意味

 
“water under the bridge”は直訳すると「橋の下を流れる水」です。

比喩的には:
過ぎたこと/もう気にする必要のないこと
水に流す/昔のこととして忘れる

日本語の「水に流す」「過去のことだ」にかなり近い表現です。
 

例文

 
日常会話において

Don’t worry about the mistake you made last week. It’s water under the bridge now.
「先週のミスなんて気にするなよ。もう過ぎたことだから。」

人間関係について

We had some arguments in the past, but that’s all water under the bridge.
「昔は言い争いもあったけど、もう水に流したよ。」

ビジネス関連では

Yes, we had delays in the project, but that’s water under the bridge. Let’s focus on the future.
「プロジェクトに遅れはあったけど、それはもう過ぎたこと。これからに集中しよう。」
 

ニュアンス

 
ポジティブで前向きな響きになります。

「怒ってないよ」「もう気にしないよ」と、わだかまりをなくす時に使うことができます。

ただし、完全に忘れるわけではなく「もう終わったことだから蒸し返さない」という態度というかんじです。
 

起源

 
古代からある比喩です。水は絶えず流れて戻らない → 過去の出来事も同じく戻らない。となります。

英語では 19世紀後半~20世紀初頭に定着。

イギリス英語由来だが、現在はアメリカ英語でも日常的に使われます。
 

使用地域

 
アメリカ英語・イギリス英語どちらでも広く使用。

特に人間関係や過去の失敗を「もう気にしない」と伝えるときに便利。
 

関連表現

 
let bygones be bygones(過去のことは水に流そう)
forgive and forget(許して忘れる)
move on(気持ちを切り替える)
 

3表現のニュアンスの差

 
“It’s all in the past” や “The past is past” は、 “water under the bridge” と似た意味で使えますが、微妙にニュアンスが異なります。

Water under the bridge

過去の問題を「もう気にしていない」「水に流した」という前向きさを強調。
人間関係の仲直りや、失敗を許すときによく使う。

Don’t worry about what happened. It’s water under the bridge.
(あのことは気にするな。もう水に流したよ。)
 
It’s all in the past

「すべて過去のことだ」という意味。
前向きさはあるでも、感情的な距離を置くニュアンスが強めな感じ。
水に流すというより「もう終わったこと、振り返らない」という冷静な響きあり。

Yes, I made mistakes, but it’s all in the past now.
(確かに失敗したけど、それはもう全部過去のことだ。)
 
The past is past

直訳「過去は過去」。
ことわざ的で簡潔、少し哲学的な響きあり。
感情の整理よりも「終わったことは終わったこと」と事実を受け入れる感じです。

The past is past. We can’t change it, so let’s move on.
(過去は過去だ。変えられないんだから、先に進もう。)
 

まとめ

 
water under the bridge → 「水に流す」= 許す/気にしない

it’s all in the past → 「全部過去のこと」= 距離を置く/終わったこと

the past is past → 「過去は過去」= ことわざ調/達観した響き
 
仲直りを表すなら → water under the bridge

もう気にしてないと言いたいなら → it’s all in the past

達観・哲学的に言いたいなら → the past is past

何気ない会話でも
ちょっとしたフレーズを使うと会話力アップです
そんなフレーズや言い回しを押さえて
あなたの英語に磨きをかけましょう!

おすすめの一冊

 
英語学習論 スピーキングと総合力
脳科学の専門家であり英会話のエキスパートの英語学習論

現京都大学国際交流推進機構准教授、在米20年、MIT含む4校で「化学・数学・物理学・第二言語習得」を教える、という方の書籍です。




簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:

①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。

つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね

②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。

パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!

もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:

関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件

 

まとめ

 
アーチェリーの的に刺さっている矢のイラスト画像
 
英語・英会話を徹底的に鍛えたいならこの2社をお薦めします。

関連記事【無料カウンセリング】ビジネス英会話スクール2社

 
本日は以上です。