何かをお願いする前に、相手をやたら褒めておだてる——そんな「ごまをする!」を表すのが「butter up」という句動詞です。
この記事の要約
- 「butter up」は「(お世辞を言って)ごまをする、おだてる」という意味の句動詞
- バターを塗るように、相手を滑らかにおだてるイメージから生まれた表現
- 「suck up to」など似た表現との違いも解説
何か頼みごとをする前の、見え透いたお世辞をユーモラスに表現できる言い回しです。
「butter up」の基本的な意味
「butter up」は「バターを塗る」イメージから、「お世辞を言って相手をおだてる、ごまをする」という意味の句動詞になりました。「Are you buttering me up for something?」なら「何か頼みたくて私にごまをすってるの?」という意味になります。
純粋な褒め言葉ではなく、下心を持っておだてる様子を表す、やや皮肉を含む表現です。
どんな場面で使うのか
頼みごとの前に相手を褒めちぎるとき、誰かが見え透いたお世辞を言っているのを指摘するとき、自分がおだてられていると気づいたときなど、やや皮肉を込めた場面で使われます。
会話例5選

職場で
A: You’re the best manager I’ve ever had.
あなた、今まで一番のマネージャーですね。
B: Are you buttering me up for a raise?
昇給のために私にごまをすってるの?
友人と
A: You look amazing today, by the way.
ところで、今日すごく素敵だね。
B: Okay, what do you want from me?
わかった、何が欲しいの?
SNSで
A: This comment is clearly buttering up the influencer.
このコメント、明らかにインフルエンサーにごまをすってるね。
B: Yeah, people do that for shoutouts.
だね、紹介してもらうためにそうする人いるよね。
恋愛の場面で
A: You’re being extra sweet today, what’s going on?
今日いつもよりすごく優しいけど、何かあるの?
B: I’m just buttering you up before I ask a favor.
お願いする前に、ごまをすってるだけだよ。
家族との会話で
A: My son said I make the best cookies in the world.
息子が、私が世界一のクッキー作るって言ってたよ。
B: He’s just buttering you up for more cookies.
もっとクッキーが欲しくてごまをすってるだけだよ。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「butter up」は下心を含む、やや皮肉なおだて表現です。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| butter up | 「バターを塗るように」おだてる、ユーモラスで視覚的な言い方 |
| suck up to | 「へつらう、ゴマをする」という、より強く批判的な言い方 |
| flatter | 「お世辞を言う」という、より一般的でフォーマルな言い方 |
次に読みたいフレーズ
人を惹きつける魅力を表す関連スラングとして、「rizz」も合わせて読んでおくと、対人関係の語彙の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 「butter someone up」の形で使う
- 下心を持っておだてる、やや皮肉なニュアンスを持つ
- 頼みごとの前置きとしてよく使われる
まとめ:「butter up」の意味
「butter up」は「ごまをする、おだてる」という意味の句動詞です。見え透いたお世辞を伝えたいときに、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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