このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「hold a grudge」についてご説明します。
意味
“hold a grudge”は直訳すると「恨みを持ち続ける」ですが、実際の意味は:
過去の出来事に対して根に持つ/恨みを抱く
長い間ネガティブな感情を忘れずにいる
日本語の「根に持つ」「恨みを晴らさないでいる」に相当します。
例文
日常会話では:
She still holds a grudge against me for forgetting her birthday.
「彼女は私が誕生日を忘れたことをいまだに根に持っている。」
I don’t hold grudges. Once it’s over, it’s over.
「私は根に持たないタイプなんだ。一度終わったことはそれで終わり。」
ビジネスでは:
It’s unprofessional to hold a grudge against a colleague.
「同僚に恨みを抱き続けるのはプロらしくない。」
ニュアンス
かなりネガティブな響きがある。
「いつまでも怒っている人」や「小さなことを根に持つ人」を批判するときによく使われます。
自分を表す場合は「私は根に持たない」と言って性格をアピールする時によく使います。
起源
grudge はラテン語 gratia(好意)から派生し、古フランス語 groucher(不平を言う)を経て「恨み・不満」という意味になりました。
“hold a grudge” は16世紀から使われており、文字通り「恨みを持ち続ける」という意味で定着。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語ともに一般的です。
書き言葉でも口語でも普通に使えます。
関連表現
bear a grudge(恨みを抱く:よりフォーマル)
harbor resentment(恨みを抱く:文学的)
stay mad at someone(誰かに対してずっと怒っている:カジュアル)
nurse a grudge(恨みを育て続ける:少し文学的)
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。