目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- Can I 〜? は許可を求める最もカジュアルな形です。
- 丁寧にするならCould I 〜?/May I 〜?/Would it be OK if 〜?を使います。
- Do you mind if 〜? は「いいえ」が許可になる点に注意が必要です。
「Can I〜?」——学校で最初に習う、許可を求める形。間違いではありません。ただ、場面によっては少しぶっきらぼうに響きます。相手や状況に合わせて言い方を変えられると、英語の印象は驚くほど変わる。今回は Can I〜? の代わりに使える表現を、丁寧度の順に整理します。
「Can I〜?」の基本的な意味
Can I 〜? は「〜してもいい?」と許可を求める形です。can は「能力・可能」を表す助動詞で、直訳すれば「私は〜できますか?」。家族や友人には最適ですが、目上の相手や初対面ではやや直接的。そこで could(仮定法で距離を作る)や may(あらたまった許可)に置き換えることで、丁寧さを一段ずつ上げられます。この「距離=丁寧さ」の感覚が、英語の敬意表現の要です。
どんな場面で使うのか
上司に何かを頼むとき、初対面の相手に許可を求めるとき、レストランや店で店員に尋ねるときに使い分けます。特に注意したいのが Do you mind if 〜?(〜したら気にしますか?)。許可するなら No.(気にしません)と答えるのが正解で、Yes. と言うと断りになります。とっさに混乱しやすいので、Not at all.(全然かまいません)と覚えておくと安全です。
会話例5選

① カジュアル
A: Can I borrow your pen?
B: Sure, go ahead.
(A: ペン借りていい? B: どうぞ)
② 丁寧(could)
A: Could I ask you something?
B: Of course.
(A: ひとつ伺ってもよろしいですか? B: もちろん)
③ あらたまる(may)
A: May I see your ticket, please?
B: Here you are.
(A: チケットを拝見してもよろしいですか? B: どうぞ)
④ 気づかい(mind)
A: Do you mind if I open the window?
B: Not at all.
(A: 窓を開けてもかまいませんか? B: どうぞどうぞ)
⑤ やわらかく
A: Would it be OK if I joined you?
B: Please do.
(A: ご一緒してもよろしいでしょうか? B: ぜひ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
許可を求める表現を並べると、丁寧度の階段が見えてきます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Can I 〜? | 〜していい? | 友人・家族 |
| Could I 〜? | 〜してもよろしいですか | 職場・初対面 |
| May I 〜? | 〜してもよろしいでしょうか | 接客・あらたまった場 |
| Do you mind if 〜? | 〜したらお気に障りますか | No が許可になる点に注意 |
次に読みたいフレーズ
「ちょっといいですか?」と相手の時間を借りる表現も、あわせて覚えておくと「お願い」の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- can → could → may の順に丁寧度が上がります。
- 仮定法の could が「距離=丁寧さ」を生みます。
- Do you mind if 〜? は No が許可、Yes が拒否になります。
- 迷ったら Not at all. と答えれば安全です。
まとめ:「Can I〜?」より丁寧な言い方
Can I〜? は万能ですが、Could I/May I/Would it be OK if に置き換えるだけで印象は大きく変わります。「距離を作ることが丁寧さになる」——この感覚を押さえて、相手と場面に合った一言を選んでみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。
