秘密にしていたはずの話が、いつの間にか周りに知られていた——そんな「嗅ぎつける」というニュアンスを表すのが「get wind of」というイディオムです。
この記事の要約
- 「get wind of」は「(秘密や噂を)嗅ぎつける、聞きつける」という意味のイディオム
- 風(wind)に乗って情報が伝わってくるイメージから生まれた表現
- 「find out」「hear about」など似た表現との違いも解説
本来は隠しておきたかった情報が、思いがけず耳に入ってしまうというニュアンスがポイントです。
「get wind of」の基本的な意味
「get wind of」を直訳すると「風を受け取る」ですが、これは動物が風に乗ってきた匂いで獲物や危険を察知することに由来する表現です。転じて「秘密や噂などの情報を(偶然)嗅ぎつける、聞きつける」という意味で使われます。
「get wind of + 名詞」の形で使い、「She got wind of the plan.」なら「彼女はその計画を嗅ぎつけた」となります。
どんな場面で使うのか
サプライズパーティーの計画が本人にバレてしまったとき、会社の合併話が社員に漏れてしまったとき、噂話が広まってしまったときなど、「隠していた情報が伝わってしまった」場面で幅広く使われます。
会話例5選

職場で
A: How did he get wind of the layoffs?
彼、どうしてリストラの話を嗅ぎつけたの?
B: I have no idea. News travels fast here.
わからない。ここは噂が広まるの早いから。
友人と
A: She already got wind of the surprise party.
彼女、もうサプライズパーティーのこと嗅ぎつけてたよ。
B: Seriously? Who told her?
マジで?誰が言ったの?
SNSで
A: Fans got wind of the new album already.
ファンはもう新アルバムのこと嗅ぎつけてるね。
B: Yeah, nothing stays secret online.
そうだね、ネット上じゃ秘密は保てないよ。
恋愛の場面で
A: He got wind of the breakup before I told him.
私が言う前に、彼は別れの話を嗅ぎつけてた。
B: Wow, how did that happen?
え、どうしてそうなったの?
家族との会話で
A: Grandma got wind of the wedding date already.
おばあちゃん、もう結婚式の日取り嗅ぎつけてたよ。
B: Of course she did!
やっぱりね!
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「get wind of」は「偶然、意図せず情報が耳に入った」というニュアンスが核にあります。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| get wind of | 隠されていた情報を偶然「嗅ぎつける」というイディオム |
| find out | より一般的・中立的な「知る、判明する」という言い方 |
| hear about | 単純に「〜について聞く」という中立的な表現 |
次に読みたいフレーズ
情報や秘密の扱いにまつわるイディオムとして、「get our stories straight」も合わせて読んでおくと、関連表現の理解が深まります。
使い方のポイント・注意点
- 「get wind of + 名詞」の形で使うのが基本
- 意図的に調べて知った場合には使わず、偶然・自然に伝わってきたニュアンス
- 過去形「got wind of」で使われることが多い
まとめ:「get wind of」の意味
「get wind of」は「秘密や噂を嗅ぎつける」という意味のイディオムです。情報が思いがけず伝わってしまう状況を、風に例えたユニークな表現としてぜひ覚えておきましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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