このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「fat cat」についてご説明します。
意味
“fat cat”には次のような意味があります。
直訳は「太った猫」ですが、比喩的に「金持ちで権力を持ち、贅沢に暮らす人」「(特に)大企業の経営者や政治に影響を与える富豪」を指します。
しばしば批判的・皮肉的な意味で使われます。
例文
例文(会話・文章での使い方)
“The new tax law benefits the fat cats on Wall Street.”
(新しい税制はウォール街の金持ち連中に有利だ。)
“Ordinary workers are struggling while the fat cats keep getting richer.”
(普通の労働者は苦労しているのに、金持ち連中はますます金持ちになっている。)
“He’s just another fat cat politician taking money from corporations.”
(彼は企業から金を受け取るただの金持ち政治家にすぎない。)
ニュアンス
非常にカジュアルで、批判的・ポピュリスト的な響きを持ちます。
新聞の見出しや政治的なスピーチで使われることもあるが、基本的にはくだけた表現。
フォーマルな学術論文や丁寧な場では避けられる。
起源
1920年代のアメリカで登場。
当初は「裕福な政治献金者(特に民主党を支援した大口寄付者)」を指した。
「cat」はスラングで「人」を意味することがあり、そこに「fat(太った)」=「贅沢で裕福な」という形容がついたもの。
特に大恐慌の時代以降、貧富の格差や不公平を批判する言葉として定着。
使用地域
主にアメリカ英語でよく使われる。
イギリス英語でも通じるが、ややアメリカ的な響きを持つ。
関連表現
tycoon(大物、実業界の巨頭。ニュートラル寄り)
mogul(大立者、映画界・ビジネス界の巨頭)
big shot(大物、偉い人。カジュアル)
moneybags(金持ち。ややユーモラス)
one-percenter(米国で「上位1%の富裕層」を皮肉る表現)
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。