この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「I only paid $500.」「You get what you pay for.(安かろう悪かろうだな)」
- 違い:直訳は「払った分だけ手に入る」。ここから「値段なりの品質」という意味になる
- 別表現:It’s worth every penny. / It’s too good to be true. / Cheap stuff doesn’t last.
安いと思って買ったのに、すぐ壊れてしまった。そんな経験、ありませんか。
そんなときのひと言が、「You get what you pay for.」です。通訳者の目線で、意味・使う場面・会話例5つ・似た表現との違いを、順番に整理します。
「You get what you pay for」の基本的な意味
直訳は「あなたは、払った分のものを手に入れる」。ここから、「値段なりのものしか手に入らない、安かろう悪かろう」という意味になります。
ふつうは、安い物について使います。ただし、「高いものは、それだけ品質がいい」という意味で使われることもあります。
どんな場面で使うのか
- 安く買った物が、すぐに壊れたとき
- 品質の悪さに、「やっぱりね」と納得したとき
- 高い買い物を迷っている人に、背中を押したいとき
日常会話でよく聞く、定番の言い回しです。諺(ことわざ)として知られているので、仕事の場でも使えます。
会話例5選

① 友人
A: My bike just broke down.
(バイクが壊れた!)
B: How much did you pay for that?
(いくらしたのよ?)
A: I only paid $500.
(たった500ドルだよ)
B: You get what you pay for.
(安かろう悪かろうだな!)
② 職場
A: This printer jams every day.
(このプリンター、毎日紙が詰まるんだ)
B: How much was it?
(いくらだったの?)
A: Only $50.
(たった50ドル)
B: You get what you pay for.
(値段なりだね)
③ SNS
A: These cheap earbuds died in a week.
(この安いイヤホン、1週間で壊れたよ)
B: You get what you pay for.
(安かろう悪かろうだね)
④ 恋愛
A: The hotel was so cheap, but the bed was awful.
(ホテルはすごく安かったけど、ベッドがひどくて)
B: You get what you pay for, honey.
(値段なりってことだね)
⑤ ファッション
A: The seams on this $10 jacket are already coming apart.
(10ドルのジャケット、もう縫い目がほどけてきたの)
B: You get what you pay for.
(安かろう悪かろうだね)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
日本語の「安かろう悪かろう」は、安い物を、少し見下すニュアンスがあります。英語の「You get what you pay for」は、もう少し淡々とした、経験からくる助言です。通訳の現場では、「値段なりだよ」「安物買いの銭失いだね」と、場面で訳し分けます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| You get what you pay for. | 値段なりの品質(淡々とした助言) | 安物が壊れたとき・高い物を勧めるとき |
| It’s worth every penny. | 値段以上の価値がある | 満足した買い物 |
| It’s too good to be true. | うますぎる話だ(疑いの気持ち) | 安すぎる話や、怪しい話 |
次に読みたいフレーズ
「値段」にまつわる表現を、もう一つ増やしたい方へ。「結構な値段」を意味する次のイディオムを選びました。
使い方のポイント・注意点
- ふつうは、安い物の品質の悪さを指して使う
- 「高い物は、それだけ品質がいい」という意味で使う人もいる
- 相手が買った物に対して言うと、責めている印象になるので注意
- 諺なので、短くそのままの形で覚えるのがコツ
まとめ:「You get what you pay for」の意味
「You get what you pay for.」は、「値段なりのものしか手に入らない」を伝える定番のことわざです。安物が壊れたとき、サラッと言えたらネイティブっぽいですよ。
ほかの定番フレーズも、まとめて確認したい方はこちらもどうぞ。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
イディオムは、意味を知るほど「使いどころが難しい」と感じる表現でもあります。
知識として分かっていても、会話の流れの中で自然に挟むには、もう一歩のコツが要ります。
その「もう一歩」を、英会話が上達しない人の5つの共通点として、通訳の現場目線でまとめました。

