この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:職場・友人・SNS・恋愛・ファッションの5場面を、A:B:の対話で紹介します。
- 違い:「criticize」は単に批判すること、「rub one’s nose in it」は思い出したくない失敗や負けを、しつこく突きつける意地悪な言い方です。
- 別表現:harp on about/keep bringing it up/rub it in など。
失敗を認めて反省しているのに、何度も蒸し返される。そんなときの「もうやめてよ」を、英語でどう言えばいいでしょうか。
この記事では、「rub one’s nose in it」の意味と使い方を、通訳者の目線で解説します。「Don’t rub my nose in it.」の形で覚えておくと、すぐに使えます。
「rub one’s nose in it」の基本的な意味
元々は、ペットが粗相をした場所に鼻をこすりつけて、しつけをする行為から来た言い方だそうです。そこから、人が思い出したくない失敗を、しつこく言うという意味になりました。
ですから、否定の形の「Don’t rub my nose in it.」は、「しつこく言わないで」という、うんざりした気持ちを表します。
どんな場面で使うのか
- 自分の失敗を、何度も蒸し返されたとき
- 勝負に負けたあと、相手に自慢げに言われたとき
- 誰かが、しつこく責められているのを見かけたとき
例文は、「Will you stop rubbing my nose in it?(もうしつこく言うのやめてくれない?)」です。「The United States beat Japan by two points and then some guy rubbed our noses in it.」は、「アメリカが日本に2点差で勝ったら、知らない男が私たちをしつこくなじった」という意味になります。
会話例5選

職場で
A:Remember when you lost that big client?
あの大口のお客さんを逃したときのこと、覚えてる?
B:Please don’t rub my nose in it.
お願いだから、しつこく言わないでよ。
A:Sorry, I was just joking.
ごめん、ただの冗談だったんだ。
B:It’s still a sore spot for me.
まだ、触れてほしくないことなんだ。
友人と
A:I told you that restaurant was bad.
あのレストランはよくないって、言ったでしょ。
B:Will you stop rubbing my nose in it?
もう、しつこく言うのやめてくれない?
A:Okay, okay. Where do you want to go next?
分かった、分かった。次はどこに行きたい?
B:Somewhere you pick.
あなたが選んでよ。
SNSで
A:My team lost, and now fans are mocking us online.
うちのチームが負けて、ネットでファンにバカにされてるんだ。
B:That’s rubbing your nose in it.
それは、しつこくなじってるだけだね。
A:It really hurts.
本当に傷つくよ。
B:Just mute them.
ミュートしちゃいなよ。
恋愛で
A:You forgot our anniversary last year too.
去年の記念日も、忘れてたよね。
B:I said I was sorry. Don’t rub my nose in it.
謝ったじゃないか。しつこく言わないでよ。
A:I’m just hurt.
ただ、傷ついてるの。
B:I know. I’ll make it up to you.
分かってる。埋め合わせするよ。
ファッションで
A:I should have bought that jacket when it was on sale.
セールのときに、あのジャケットを買っておけばよかった。
B:I told you so!
だから言ったでしょ!
A:Come on, don’t rub my nose in it.
ちょっと、しつこく言わないでよ。
B:Okay. Let’s look for a similar one.
はいはい。似たのを探そうよ。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
この表現のポイントは、意地悪さにあります。ただ事実を指摘するのではなく、相手が気にしていることを、わざと繰り返し突きつけるというニュアンスです。軽い冗談の場面なら「Don’t rub it in.」と短く言うことも多いです。使う相手と距離感に気をつけたい表現です。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| rub one’s nose in it | 失敗を何度も突きつける、意地悪 | 蒸し返されて、うんざりしたとき |
| rub it in | わざと痛いところを突く、やや軽め | 冗談まじりのやり取り |
| harp on about | 同じことを何度も言い続ける | しつこさに焦点を当てるとき |
次に読みたいフレーズ
あわせて覚えておくと、会話の幅が広がるフレーズはこちらです。
使い方のポイント・注意点
- 「one’s」には、「my/your/his/her/our」などの所有格が入ります。
- 依頼の形は「Don’t rub my nose in it.」か「Will you stop rubbing my nose in it?」が自然です。
- 責める側を描写するなら、「He rubbed my nose in it.」と過去形で使えます。
まとめ:「rub one’s nose in it」の意味
「rub one’s nose in it」は、思い出したくない失敗を、しつこく言うという意味の表現でした。蒸し返されて困ったときに、ぜひ使ってみてください。
ほかの定番フレーズも、まとめて確認したい方はこちらもどうぞ。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
定番フレーズは、知っている人ほど「使えていない」ことが多い表現でもあります。
頭では分かっているのに、実際の会話になると別の言い回しに逃げてしまう。これは英会話で誰もが通る道です。
「知っているのに口から出てこない」。そんな方に向けてAI英会話アプリを使った声に出す練習の手順を実際の画面つきでまとめました。(※広告を含む記事です)

