目次
この記事の要約
- 会話例で blue blood の自然な使い方がわかる
- blue blood(名詞)と blue-blooded(形容詞)の違いがわかる
- old money / aristocrat など近い別表現と、blue-collar との混同回避が身につく
「名門の出」「上流階級の人」を英語でひと言で言うと blue blood。
直訳は“青い血”ですが、由来も知るとぐっと覚えやすくなります。意味・使い方・似た表現まで解説します。
記事の信憑性
筆者はアメリカ在住5年、米国大学を卒業。ニューヨークで約2年間プロジェクトに関わりました。さらに企業の代表取締役の通訳・翻訳を約10年担当していました。
「blue blood」の基本的な意味
a blue blood で「名門・貴族の家系の人」「高貴な血筋の人」という意味です。
形容詞は blue-blooded(名門の・貴族の)。
blue blood:a person of noble or aristocratic descent(英英の定義より)
由来はスペイン語の sangre azul。
色白の貴族は肌から青い血管が透けて見え、それが“高貴な血の証”とされたことからきています。
どんな場面で使うのか
家柄・育ちの話、名門校や社交界、いわゆる old money(代々の富裕層)の話題で登場します。
中立に「名家の出」を表すこともあれば、文脈によっては少し皮肉っぽくも響きます。
会話例5選

① 家柄の話で
A: Her family has been here for generations.
(彼女の家、何世代もここに住んでるんだって)
B: Yeah, they’re real blue bloods.
(うん、生粋の名門だよ)
② 名門校で
A: What’s that school like?
(あの学校ってどんな感じ?)
B: It’s full of blue-blooded families.
(名門の家の子ばかりだよ)
③ 社交の話で
A: How did he end up at all those galas?
(どうして彼はああいう社交パーティー常連なの?)
B: He married into a blue-blood family.
(名家に婿入りしたんだ)
④ ちょっと皮肉で
A: She won’t even ride the subway.
(彼女、地下鉄にすら乗らないの)
B: She acts like such a blue blood.
(まるでお嬢様気取りだね)
⑤ 成金との対比で
A: He’s loaded, right?
(彼、お金持ちなんでしょ?)
B: Sure, but he’s new money, not a blue blood.
(まあね、でも成金で、名門の出ではないよ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「お金持ち・上流」と訳せる言葉は多いですが、重点が違います。
blue blood は“家柄・血筋”がポイントです。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| blue blood / blue-blooded | 代々続く名門・貴族の血筋(家柄が中心) |
| old money | 代々受け継がれた富裕層(古いお金持ち) |
| aristocrat | 貴族(称号を持つ階級) |
| upper class | 上流階級(一般的な言い方) |
| posh | (英)上品/お高くとまった(口語) |
| new money | 成金・成り上がり(対照的) |
注意:音の似た blue-collar は「青い襟=肉体労働者」で、blue blood とはまったくの別物です。
次に読みたいフレーズ
人の品格や“一流さ”をほめる表現もあわせて押さえておくと便利です。
使い方のポイント・注意点
- 名詞は a blue blood(人)、形容詞は blue-blooded
- ×blue blood children → ○blue-blooded children(形容詞で修飾)
- 由来はスペイン語 sangre azul(青い血管=貴族の証)
- 文脈により中立にも、少し皮肉にもなる
- blue-collar(肉体労働者)と混同しない
まとめ:「blue blood」の意味
blue blood は「名門・上流階級の出(の人)」。
形容詞は blue-blooded。old money や aristocrat と使い分け、blue-collar と混同しなければ、家柄の話を自然に表現できます。
次のステップ:表現を”使える”英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ”知っているのに口から出てこない”のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

