目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “It depends.” は「時と場合によります・状況次第です」を意味する表現で、一概に答えられないときに使う定番フレーズだ。
- 質問への返答・条件付きの答え・状況による判断が必要な場面で幅広く使われる。“It depends on the situation.”・”That depends.”・”It depends on what you mean.” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- “It depends on + 名詞/疑問詞節” の形で何に依存するかを明示することで、より自然で具体的な返答ができる点がポイントだ。
「一概には言えない」「状況によります」を英語でどう答えるか。”Yes” でも “No” でも言い切れない質問に対して、ネイティブが使う表現が “It depends.” だ。
「It depends.」の基本的な意味
結論から言うと、“It depends.” は「時と場合によります・状況次第です」を意味する表現だ。
“depend” は「〜次第である・〜によって決まる」という動詞。”It depends.” だけでも使えるが、”It depends on + 名詞” または “It depends on + 疑問詞節” の形で何に依存するかを加えると、より丁寧で具体的な答えになる。日常会話からビジネスまで幅広く使われる非常に実用的な表現だ。
どんな場面で使うのか
- 一概に答えられない質問への返答:状況・条件によって答えが変わるとき
- 条件付きの同意・返答:「〜によっては」という前提を示すとき
- ビジネスでの状況確認:条件・状況をまず確認してから判断したいとき
- 日常の選択・決断を保留するとき:「どうするかはまだわからない、状況次第」と伝えるとき
会話例5選

① 基本の使い方
Kate: Is it better to work from home or in the office?
(在宅勤務とオフィス勤務どっちがいいと思う?)
Hiro: It depends. For some people, home is more productive. For others, they need the office environment.
(時と場合によるよ。在宅の方が生産的な人もいれば、オフィス環境が必要な人もいる。)
② “depends on + 名詞” で状況を明示するとき
Tom: Should I accept the job offer?
(その仕事のオファー、受けるべきかな?)
Sarah: It depends on the salary and the growth opportunities. What are they offering?
(給料とキャリアの成長性によるよ。何をオファーしてくれてるの?)
③ “depends on what” で疑問詞節を続けるとき
Mia: Is Japanese food healthy?
(日本食って健康的?)
Hiro: It depends on what you eat. Traditional Japanese food is very healthy, but fast food versions less so.
(何を食べるかによるよ。伝統的な日本食はとても健康的だけど、ファストフード系はそうでもない。)
④ ビジネスで条件を確認するとき
Client: Can you deliver by next week?
(来週までに納品できますか?)
Hiro: It depends on the scope of work. Can you share more details about what you need?
(作業の範囲次第です。必要な内容の詳細を教えていただけますか?)
⑤ 週末の予定を聞かれたとき
Friend: Are you coming to the party on Saturday?
(土曜日のパーティー来る?)
Hiro: That depends on whether I finish my project in time. I’ll let you know by Friday.
(プロジェクトが時間内に終わるかどうかによるよ。金曜日までに連絡するね。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
“It depends.” のバリエーションと似た表現を整理しておこう。
| 表現 | ニュアンス・使いどころ |
| It depends. | 状況次第です。最もシンプルで汎用性が高い。 |
| That depends. | “It depends.” とほぼ同じ。”That” で直前の話題を受けるニュアンス。 |
| It depends on + 名詞 | 〜次第です。何に依存するかを明示する最も自然な形。 |
| It depends on what/how/whether… | 〜かどうか・〜何によって次第です。より詳細に条件を説明する形。 |
| It varies. | 様々です・ケースバイケースです。”depends” より「ばらつきがある」ニュアンスが強い。 |
“It depends.” だけで使うのも自然だが、”on” 以下で理由を加えるとより丁寧で具体的な返答になる。会話の流れに合わせて使い分けよう。
同じく日常会話で使えるネイティブ表現です。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
- “It depends on” の後は名詞か疑問詞節:”It depends on the weather.”(天気次第)や “It depends on what you want.”(何を望むかによる)の形を使う。
- “depend on” の “on” を忘れない:日本語の感覚で “It depends the situation.” とするのは間違い。”on” が必要だ。
- “That depends.” で直前の話題を受けられる:”That” を使うと「あなたが言ったことによる」というニュアンスが加わる。
- 答えを保留にするだけでなく、必ず条件を続ける:”It depends.” だけで終わると不親切に見えることがあるので、”on…” で続けるとより丁寧な印象になる。
まとめ:「It depends.」の意味
“It depends.” は「時と場合によります・状況次第です」を意味する定番フレーズだ。”It depends on + 名詞” や “It depends on what/how…” の形で条件を加えると、より自然で丁寧な返答になる。一概に言えない質問に対する最も自然な英語の答え方として、そのまま覚えておこう。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

