このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「read the room」についてご説明します。
意味
“read the room” は直訳すると「部屋を読む」ですが、実際の意味は:
場の空気を読む
雰囲気や状況を察する
日本語の「空気を読む」に非常に近い表現です。
例文
日常会話では:
He kept making jokes during the serious meeting. He really needs to read the room.
「真剣な会議中にずっと冗談を言ってたよ。まったく空気を読まないんだから。」
SNSやカジュアル表現では:
Wow, talk about not reading the room…
「うわ、空気読めてないなぁ…」
助言として:
Before you speak, try to read the room.
「発言する前に、場の空気を読んだ方がいいよ。」
ニュアンス
基本的には 「空気読め!」という批判・皮肉で使われることが多い。
ただしアドバイス的に「空気を読むことが大事だよ」と使うことも可能。
口語的・SNS的で、特にアメリカの若者言葉でよく登場。
起源
read = 「解釈する」「理解する」
room = 「場」「その場にいる人々の雰囲気」
直訳で「その場の雰囲気を読み取る」という意味になり、2000年代以降SNSで広まり定着しました。
使用地域
アメリカ英語中心に広く使われる口語表現。
イギリスでも理解されますが、アメリカでの使用頻度が高いです。
関連表現
sense the mood(雰囲気を察する:ややフォーマル)
pick up on the vibes(雰囲気を感じ取る:カジュアル)
日本語の「空気読めない」= socially tone-deaf や clueless about the situationもあります。
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。