何度も聞いた古い言い訳や決まり文句を、また持ち出してくる——そんな「持ち出す」様子を表すのが「trot out」という句動詞です。
この記事の要約
- 「trot out」は「(使い古された言い訳やアイデアを)持ち出す」という意味の句動詞
- やや否定的で、うんざりした気持ちを含むことが多い
- 「bring up」「pull out」など似た表現との違いも解説
馬を引き出す様子から生まれた、視覚的で表現力豊かな言い回しです。
「trot out」の基本的な意味
「trot」は「(馬が)小走りする」という意味で、「trot out」で「(馬を引き出すように)持ち出す、披露する」という意味の句動詞になります。特に「使い古された言い訳、決まり文句、アイデア」を何度も持ち出すというニュアンスで使われます。
「He trotted out the same old excuse.」なら「彼はいつもの言い訳をまた持ち出した」という意味になります。
どんな場面で使うのか
何度も同じ言い訳を聞かされてうんざりしたとき、使い古されたアイデアが再び提案されたとき、政治家が決まり文句を繰り返すときなど、やや批判的なニュアンスで使われます。
会話例5選

職場で
A: He trotted out the same excuse for being late.
彼、また遅刻の同じ言い訳を持ち出したよ。
B: I’ve heard that one a hundred times.
その言い訳、もう100回は聞いたよ。
友人と
A: My mom trotted out that old story again.
お母さん、またあの昔の話を持ち出してきたよ。
B: The one about your first day of school?
初登校の日の話?
SNSで
A: They trotted out the same marketing slogan.
また同じマーケティングのスローガンを持ち出してきたね。
B: Companies always do that.
会社ってよくそうするよね。
恋愛の場面で
A: He trotted out the I’m busy excuse again.
彼、また「忙しい」って言い訳持ち出してきた。
B: That’s getting old.
それ、もう聞き飽きたね。
家族との会話で
A: Dad trotted out his old war stories at dinner.
お父さん、夕食でまた昔の武勇伝を持ち出してきたよ。
B: He tells that one every time.
いつもその話するよね。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「trot out」はやや批判的なニュアンスを持つ表現です。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| trot out | 「使い古されたものを持ち出す」という、やや否定的な言い方 |
| bring up | より中立的な「(話題を)持ち出す」という言い方 |
| pull out | 「(隠していたものを)取り出す」という、より広い意味の言い方 |
次に読みたいフレーズ
うまく立ち回ることを表す関連表現として、「work an angle」も合わせて読んでおくと、行動を表す語彙の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 「trot out + 名詞」の形で使う
- 使い古された言い訳やアイデアに対して、うんざりした気持ちを含む
- 過去形「trotted out」でよく使われる
まとめ:「trot out」の意味
「trot out」は「(使い古されたものを)持ち出す」という意味の句動詞です。何度も繰り返される言い訳やアイデアについて話したいときに、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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