目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「He drinks like a fish.」=「彼は大酒飲みだ(浴びるほど飲む)」
- 意味の違い:魚が水を飲むように大量に酒を飲む=大酒飲み。「ザル(酔わない・酒に強い)」とは別物
- 別表現:酒に強いはcan hold one’s liquor、飲めない人はlightweight
お酒をたくさん飲む人を英語で「drink like a fish」と言います。ただし日本語の「ザル」とはニュアンスがズレるので注意が必要。誤解しやすいこの表現を、通訳として10年使ってきた立場から正確に解説します。
「drink like a fish」の基本的な意味
drink like a fish は魚が水をがぶがぶ飲むように、大量に(しばしば習慣的に)酒を飲むという意味。つまり「大酒飲み」「浴びるほど飲む」ことを表します。
ここで大事なのが、日本語の「ザル」との違いです。ザルは「いくら飲んでも酔わない=酒に強い」こと。一方 drink like a fish はあくまで飲む量が多いことを指し、酔う・酔わないは問いません。酒に強いと言いたいなら can hold one’s liquor が正確です。
どんな場面で使うのか
飲みっぷりのいい人を描写するとき、飲みすぎを心配するときなどに使えます。冗談まじりにも、心配や批判にもなる表現です。なお、大量飲酒は健康を害することもあるので、実際の飲酒はほどほどに——という前提で、あくまで英語表現として押さえておきましょう。
会話例5選

① 人を描写
A: Does your uncle drink a lot?
B: Oh, he drinks like a fish.
(A: 君のおじさんお酒よく飲む? B: もう、大酒飲みだよ)
② パーティーで
A: They’ve had so many rounds already.
B: Yeah, those two drink like fish.
(A: もう何杯も飲んでるね B: だね、あの二人は浴びるほど飲むから)
③ 心配
A: I’m worried he drinks like a fish these days.
B: Maybe someone should talk to him.
(A: 最近彼、飲みすぎで心配 B: 誰か話した方がいいかもね)
④ 自分は違う
A: Do you drink like a fish too?
B: Not at all—I’m a total lightweight.
(A: 君も大酒飲み? B: 全然、むしろ下戸だよ)
⑤ 昔の話
A: He used to drink like a fish in college.
B: Really? He barely drinks now.
(A: 彼、大学時代は大酒飲みだった B: 本当? 今はほとんど飲まないのに)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「お酒と人」を表す表現は、量と強さで意味が分かれます。下の表で整理します。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| drink like a fish | 大量に飲む・大酒飲み(量が多い) |
| can hold one’s liquor | 酒に強い・酔わない(=ザル) |
| heavy drinker | 常習的にたくさん飲む人 |
| lightweight | 少しで酔う人・下戸 |
「量が多い」のが drink like a fish、「酔わない強さ」が can hold one’s liquor。この二つを混同しないのが、正確に伝えるコツです。
次に読みたいフレーズ
同じくお酒好きを表す「barfly(バーの常連・大酒飲み)」もあわせて覚えると、お酒まわりの人物描写が豊かになります。
使い方のポイント・注意点
- 「量が多い(大酒飲み)」の意味。ザル(強い)とは別
- 酒に強いと言うなら can hold one’s liquor
- 冗談・心配・批判のいずれにもなる
- drink like fish と複数主語でも使う
- 大量飲酒は健康リスクも。表現として押さえる
まとめ:「drink like a fish」の意味
「drink like a fish」は、大量に酒を飲む=大酒飲みを表す表現。日本語の「ザル(=酔わない・酒に強い)」とは意味がズレ、酒に強いは can hold one’s liquor が正確です。量と強さを混同しないこと——この一点を押さえれば、お酒の話を誤解なく英語で伝えられます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。
