目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「転換期にある・〜の直前だ・まさに〜しようとしている」を表す表現です。
- on the cusp of ~ の形で、名詞や動名詞を続けます。
- 言い換えはon the verge of/on the brink ofなどがあります。
「わが社はいま、大きな転換期にあります」——何かが始まる、その一歩手前。英語では「on the cusp of」と言います。cusp は「尖端・境目」。二つの時代の境目に立っている——そんな緊張感を含んだ表現です。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「on the cusp of」の基本的な意味
cusp は「尖った先端・境目・分かれ目」を指す名詞です。on the cusp of ~ で「〜の境目にある=転換期にある・〜の直前だ・まさに〜しようとしている」となります。ポイントは、すでに変化が始まりかけているという臨場感。大きな変化・成功・新時代など、前向きな文脈で使われることが多いのが特徴です。on the cusp of のあとには名詞か動名詞を続けます。
どんな場面で使うのか
企業や業界が大きく変わろうとしているとき、技術革新が目前に迫っているとき、人生の節目を語るときなどに使います。ニュースやビジネスのプレゼンで頻出する、ややあらたまった表現。似た on the verge of は良い・悪いどちらにも使えますが、on the cusp of はポジティブな変化に傾くのが特徴です。
会話例5選

① ビジネス
A: How’s the company doing?
B: We’re on the cusp of a major change.
(A: 会社の調子はどう? B: いま大きな転換期にあるよ)
② 技術
A: Is the research going well?
B: We’re on the cusp of a breakthrough.
(A: 研究は順調? B: ブレイクスルー直前だよ)
③ 人生
A: She just graduated, right?
B: Yes—she’s on the cusp of a new life.
(A: 彼女、卒業したところだよね? B: うん、新しい人生の入口にいるね)
④ 業界
A: Will electric cars take over?
B: The industry is on the cusp of that shift.
(A: 電気自動車が主流になる? B: 業界はまさにその転換点にあるね)
⑤ 言い換え
A: Are they close to closing the deal?
B: They’re on the verge of signing.
(A: 契約成立は近い? B: 署名直前だよ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「〜の直前」を表す表現と並べると、on the cusp of の色合いが見えてきます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| On the cusp of | 転換期にある・直前だ | 前向きな変化が多い |
| On the verge of | 〜の寸前 | 良い・悪いどちらにも |
| On the brink of | 瀬戸際にある | 危機的な場面が多い |
| About to | まさに〜しようとしている | 日常的でカジュアル |
次に読みたいフレーズ
「運命の分かれ道・命運を左右する」を表す表現も、あわせて覚えておくと「転機」の語彙が広がります。
使い方のポイント・注意点
- cusp は「尖端・境目・分かれ目」を意味します。
- on the cusp of ~ のあとには名詞か動名詞を続けます。
- 前向きな変化を語る文脈で使われることが多い表現です。
- 危機的な場面なら on the brink of の方が適します。
まとめ:「on the cusp of」の意味
「on the cusp of」は、「転換期にある・〜の直前だ」を表す表現です。cusp=境目、という語源のイメージがポイント。on the verge of や on the brink of との色合いの差を押さえて、変化を語る場面で使い分けましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

