目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「This is something else.」=「これは別格だね(並外れてる)」
- 意味の違い:直訳は「何か別のもの」。そこから並外れている・別格を表す。良い意味にも悪い意味にもなる
- 別表現:絶賛ならout of this world、次元が違うならnext level
「これは別格だね!」と感嘆したいとき、ネイティブは「This is something else.」と言います。直訳の「何か別のもの」からは意味が読みにくいこの表現を、通訳として10年使ってきた立場から、良い意味・悪い意味の両面まで解説します。
「something else」の基本的な意味
something else の直訳は「何か別のもの」。ここからほかとは比べものにならない・並外れている・別格という意味で使われます。日本語の「別格」「格が違う」「半端ない」に近い口語表現です。
ポイントは良い意味にも悪い意味にもなること。素晴らしさへの称賛にも、あきれるほどひどい・とんでもないという評価にも使えます。どちらかは文脈と声のトーンで決まります。
どんな場面で使うのか
料理やライブ、景色などが飛び抜けて素晴らしいとき、人の才能や行動に感嘆するときに使えます。一方で、あきれるような言動に対して皮肉っぽく使うこともあります。カジュアルな会話向きで、感情をこめて言うのが自然です。
会話例5選

① 料理(絶品)
A: I’ve had good steak, but this is something else.
B: Right? Best I’ve ever had.
(A: いいステーキは食べてきたけど、これは別格 B: だよね、人生最高)
② ライブ(最高の演奏)
A: That concert was something else!
B: Absolutely unforgettable.
(A: あのライブは別格だった! B: 忘れられないね)
③ 人物(才能に感嘆)
A: She speaks five languages fluently.
B: Wow, she’s really something else.
(A: 彼女5か国語ペラペラなんだ B: うわ、彼女は本当にすごいね)
④ あきれ(悪い意味)
A: He showed up two hours late again.
B: Honestly, he’s something else.
(A: 彼また2時間も遅刻して来た B: ほんと、あいつも大概だな)
⑤ 景色(絶景)
A: The view from the top was something else.
B: I’ve never seen anything like it.
(A: 頂上からの眺めは別格だった B: あんな景色見たことない)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「並外れている」を表す言い方は、方向性が違います。下の表で整理します。
| 表現 | 方向 | ニュアンス |
|---|---|---|
| something else | 良い・悪い両方 | 別格・並外れ(文脈しだい) |
| out of this world | ほぼ良い | この世のものとは思えないほど最高 |
| next level | 良い | ひとつ上の次元 |
| one of a kind | 良い | 唯一無二・他にない |
something else は良し悪し両対応な点がユニーク。称賛したいのか、あきれているのかは、表情や声のトーンで伝えるのがコツです。
次に読みたいフレーズ
「最高・一流」を表すイディオム「the bee’s knees」もあわせて覚えると、別格のすごさをほめる語彙が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 良い意味・悪い意味の両方になる。文脈とトーンで判断
- be動詞+something else の形で使う
- 人にも物にも出来事にも使える
- カジュアルな口語。感情をこめて言うと自然
- 絶賛だけを明確にしたいなら out of this world が安全
まとめ:「something else」の意味
「something else」は、並外れている・別格を表す口語表現。称賛にもあきれにもなる二面性が特徴です。out of this world や next level との違いを押さえ、トーンで意図を示せば、感嘆の気持ちをネイティブらしく伝えられます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

