どうせ結果は変わらないのに、無駄な努力を続けてしまう——そんな「時間の無駄!」を表すのが「spit into the wind」というイディオムです。
この記事の要約
- 「spit into the wind」は「無駄な努力をする、時間の無駄だ」という意味のイディオム
- 風に向かって唾を吐いても、自分に返ってくるだけという比喩から生まれた表現
- 「a waste of time」など似た表現との違いも解説
結果が見えている無駄な努力を、視覚的に伝えられる表現です。
「spit into the wind」の基本的な意味
「spit into the wind」を直訳すると「風に向かって唾を吐く」ですが、風上に唾を吐いても自分に返ってくるだけという事実から、「無駄な努力をする、時間の無駄だ」という意味のイディオムになりました。「Arguing with him is like spitting into the wind.」なら「彼と議論するのは時間の無駄だよ」という意味になります。
結果が変わらないとわかっているのに、努力や抵抗を続ける無意味さを強調する表現です。
どんな場面で使うのか
説得しても変わらない相手と議論しているとき、変えられないルールに抵抗しようとしているとき、無駄な努力について指摘したいときなど、徒労感を伝える場面で使われます。
会話例5選

職場で
A: I keep trying to convince him to change the policy.
ずっと彼にポリシーを変えるよう説得してるんだけど。
B: That’s like spitting into the wind, he never listens.
それ時間の無駄だよ、彼は絶対聞かないから。
友人と
A: I’m still trying to get him to apologize.
まだ彼に謝ってもらおうとしてるんだ。
B: You’re spitting into the wind, just move on.
時間の無駄だよ、もう先に進もう。
SNSで
A: Arguing with strangers online is like spitting into the wind.
ネットで知らない人と議論するのって、時間の無駄だよね。
B: Exactly, nobody ever changes their mind.
本当にそう、誰も意見変えないもんね。
恋愛の場面で
A: I keep asking him to text back faster.
もっと早く返信してって言い続けてるんだけど。
B: That might be spitting into the wind, he’s just busy.
それ無駄かもしれないよ、彼はただ忙しいだけだから。
家族との会話で
A: I’m still trying to get Dad to eat healthier.
まだお父さんにもっと健康的に食べてもらおうとしてるんだ。
B: Good luck, that sounds like spitting into the wind.
頑張って、それ時間の無駄になりそうだけど。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「spit into the wind」は視覚的で説得力のある表現です。似た表現との違いを見てみましょう。
| 表現 | ニュアンス |
| spit into the wind | 「風に向かって唾を吐く」イメージの、視覚的で説得力のある言い方 |
| a waste of time | より一般的でシンプルな「時間の無駄」という言い方 |
| fight a losing battle | 「負け戦を戦う」という、努力が実らない状況を表す言い方 |
次に読みたいフレーズ
小さな問題を表す関連表現として、「snag」も合わせて読んでおくと、困難な状況を表す語彙の幅が広がります。
使い方のポイント・注意点
- 「be like spitting into the wind」の形でよく使われる
- 結果が変わらないとわかっている努力の無意味さを強調する
- 説得や交渉が実らない状況でよく使われる
まとめ:「spit into the wind」の意味
「spit into the wind」は「無駄な努力をする、時間の無駄だ」という意味のイディオムです。結果の見えている無駄な努力を伝えたいときに、ぜひ使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
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