このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「like the sound of that」についてご説明します。
意味
“I like the sound of that.” は直訳すると「その音が好きだ」ですが、実際の意味は:
それ、いいね!
それ、気に入った!
面白そう、魅力的に聞こえる
提案やアイデアを聞いて「良さそうに思える」と前向きに反応する表現です。
例文
日常会話では:
How about going out for sushi tonight?
「今夜寿司を食べに行かない?」
I like the sound of that!
「いいね、それ!」
ビジネスでは:
We could try a new strategy to reach more clients.
「もっと顧客にリーチする新しい戦略を試すのはどうでしょう?」
I like the sound of that. Let’s explore it further.
「それはいいですね。さらに検討してみましょう。」
SNS的・カジュアルでは:
Free coffee for the first 100 customers? I like the sound of that!
「先着100名に無料コーヒー?それ最高じゃん!」
ニュアンス
カジュアルでポジティブな反応を表わします。
実際に「音がいい」という意味ではなく、「聞こえがいい → 良さそう」という比喩。
相手の提案を軽く肯定するときにぴったりです。
ビジネスでも使えるが、ややカジュアルめ。フォーマルなら “That sounds good.” の方が無難です。
起源
英語では「sound」=「音」だけでなく「聞こえ方・印象」という意味もあります。
そこから「~に聞こえる」=「~のように思える」と広がり、
「like the sound of ~」=「それは良さそうに聞こえる」という定着表現になりました。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語どちらでも日常的に使われます。
口語表現として親しみやすい。
関連表現
That sounds good.(いいね)
Sounds like a plan.(いい案だね/そうしよう)
I’m up for that.(それやる気あるよ/賛成)
Count me in.(私も参加するよ)
2つの表現の違い
“I like the sound of that” と “That sounds good” の違いについて:
I like the sound of that(ややカジュアル/ワクワク感あり)
A: How about we try that new Italian restaurant on Saturday?
(土曜日に新しいイタリアンレストランに行かない?)
B: I like the sound of that!
(いいね、それ!なんだか楽しそう!)
単なる同意ではなく、「聞いただけでワクワクする」感じが含まれます。
相手の提案に乗り気な気持ちが伝わる。
That sounds good(より無難/広い場面で使える)
A: How about we try that new Italian restaurant on Saturday?
(土曜日に新しいイタリアンレストランに行かない?)
B: That sounds good.
(いいね。そうしよう。)
ニュートラルで汎用的な「賛成」。
感情の色合いは少なく、単純に同意を表す感じ。フォーマルな場でも安心して使えます。
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。