このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「see red」についてご説明します。
意味
“see red”は直訳すると「赤を見る」ですが、比喩的に:
激怒する、カッとなる
頭に血がのぼる
日本語でいう「ブチ切れる」「頭にくる」に相当します。
度合いで言うと怒りの高さがかなり高いです。
例文
日常会話では:
I really saw red when he insulted my friend.
「彼が私の友達を侮辱したとき、本当に頭にきた。」
She sees red every time someone criticizes her cooking.
「誰かが彼女の料理を批判すると、彼女はカッとなる。」
ビジネス寄りでは:
The manager saw red when the report wasn’t ready on time.
「報告書が時間通りに準備できていなくて、マネージャーは激怒した。」
ニュアンス
突発的で強い怒りを表します。
普段は穏やかな人が「プツン」と切れる瞬間にぴったりです。
書き言葉・口語どちらでも使えるが、会話ではやや比喩的で文学的な響きがあリます。
起源
由来は 闘牛(bullfighting)。
闘牛で赤いマント(muleta)を使うことから、「赤を見ると牛が激怒する」というイメージです。
実際には牛は赤ではなく動きに反応しているが、このイメージが英語表現に残りました。
19世紀末から「激怒する」の意味で使われるように。
使用地域
アメリカ英語・イギリス英語の両方で一般的。
フォーマルな表現ではないが、日常・小説・記事など幅広く使われる。
関連表現
blow up(カッとなる/怒鳴る:口語的)
fly off the handle(すぐにキレる)
lose one’s temper(冷静さを失う)
hit the roof / hit the ceiling(激怒する:ややカジュアル)
3つの表現の比較
“see red” / “lose one’s temper” / “blow up”
see red(カッと頭に血がのぼる瞬間)
A: The boss saw red when John walked in 30 minutes late.
(ジョンが30分も遅れて入ってきたとき、上司はカッとなった。)
怒りが突発的に爆発するイメージ。感情的でドラマチック。
lose one’s temper(冷静さを失って怒る)
A: The boss lost his temper because John was late for the meeting again.
(ジョンがまた会議に遅刻したので、上司は怒りを抑えられなくなった。)
「我慢できずに怒った」というニュアンス。ややフォーマルでも使えます。
blow up(カジュアル・大声で怒鳴るイメージ)
A: The boss totally blew up at John for being late.
(上司はジョンに遅刻のことで思い切りブチ切れた。)
口語的でカジュアル。怒鳴り散らすような派手な怒りを表現です。
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。