この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:Look at this snow. It is really coming down.(この雪見てよ。かなり降ってる)のように、目の前の降りっぷりに驚いたときに使います。
- 違い:It is raining hard. が事実の描写なのに対し、coming down は実況の臨場感を持ち、雨でも雪でも使えます。
- 別表現:強い雨なら pouring、土砂降りなら raining cats and dogs が定番です。
窓の外を見て、思わず声が出る降り方。そんなとき英語では、rain も snow も主語に立てず、It is really coming down. と言います。come down は「降りてくる」。何がとは言わなくても、見ればわかる——その省略こそが、この表現を生きた会話らしくしています。
「it’s really coming down」の基本的な意味
come down には「下がる・降りる」のほかに、雨や雪が勢いよく降るという意味があります。It is really coming down. で「かなり降ってるね」という実況になります。
大きな特徴は、雨と雪のどちらにも使えること。rain や snow と言い分ける必要がありません。窓の外を見ながら、あるいは外から帰ってきた人が濡れた上着を脱ぎながら、そのまま口にできる便利な言い方です。
どんな場面で口にするか
ほぼ今この瞬間の天気についてです。進行形で使うのが基本で、予報や過去の話にはあまり使いません。「降っている最中」を共有する表現だと考えるとしっくりきます。
天気は世界共通の話題で、会話の入り口として最も安全な話題でもあります。エレベーターで一緒になった人、店員さん、初対面の相手。この一言があるだけで、沈黙を埋められます。
会話例5選

①窓の外を見て
Look at this snow. It is really coming down.
この雪見てよ。かなり降ってる。
②職場で同僚に
It is really coming down out there. Did you bring an umbrella?
外、かなり降ってるよ。傘持ってきた?
③予定を相談して
It is really coming down. Maybe we should wait a bit.
けっこう降ってるね。少し待ったほうがいいかも。
④電話での会話
How is the weather there? It is really coming down here.
そっちの天気どう?こっちはかなり降ってるよ。
⑤SNSの投稿で
Stuck at the station. It is really coming down.
駅で足止め中。かなり降ってます。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
日本語の「降ってる」はひとことですが、英語は勢いと話し手の温度で表現が変わります。
| 表現 | ニュアンス | 雨以外にも使えるか |
|---|---|---|
| it is really coming down | 勢いよく降っている実況 | 雪にも使える |
| it is raining hard | 強く降っている | 雨のみ。中立な描写 |
| it is pouring | 土砂降り | 雨のみ。かなり強い |
| raining cats and dogs | 激しい雨。やや古風で大げさ | 雨のみ。ユーモア寄り |
| it is drizzling | 小雨がぱらついている | 雨のみ。弱い雨 |
雪について pouring とは言えません。雨も雪もまとめて表せるのは coming down だけ——ここがこの表現の実用的な強みです。
次に読みたいフレーズ
降っている中を、それでも出かける。そんな状況をひとことで表せる表現もあります。天気の話題をもう一歩広げたいときに便利です。
使い方のポイント・注意点
- 主語は必ずit。天気を表す it なので、rain や snow を主語にはしません。
- really のほかにcoming down hard という言い方もよく使われます。
- 基本は進行形。今降っている状況を実況する表現です。
- 雨と雪の両方に使えますが、風や雷には使いません。
- 比喩的に「価格が下がる」の意味にもなるため、文脈で判断が必要です。
まとめ:「it’s really coming down」の意味
It is really coming down. は「かなり降ってる」。雨か雪かを言わなくても伝わる、実況感のある表現です。天気は誰とでも共有できる話題なので、覚えておけば会話の糸口になります。次の雨の日、窓の外を見ながら使ってみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

