この記事の要約(Key Takeaways)
- 例文:I met her yesterday.(昨日彼女に会った)と I met with her yesterday.(昨日彼女と打ち合わせた)では、意味が変わります。
- 違い:meet は出会い、meet with は目的のある面談、meet up with はカジュアルな待ち合わせです。
- 別表現:get together(集まる)、see(会う)も日常では同じように使えます。
with があるかないかで、意味が変わる。meet はその代表例です。初対面なのか、打ち合わせなのか、友人との待ち合わせなのか。3つの形が、それぞれ別の場面を担当しています。ここを整理しておくと、予定を伝えるときの精度が上がります。
meet の基本的な意味
meet 単独は「(偶然または初めて)会う・出迎える」。Nice to meet you. が初対面の挨拶になるのは、この語が出会いそのものを指すからです。
空港での出迎えにも使います。I will meet you at the airport. なら「空港まで迎えに行く」。相手のところへ行って合流するイメージです。
meet with と meet up with
meet with は「(目的をもって)面談する・協議する」。ビジネスの打ち合わせ、弁護士との相談、先生との面談。話し合う内容がある場合に使われ、アメリカ英語で特に一般的です。
meet up with は「(約束して)落ち合う」。友人と待ち合わせて遊ぶ、といったカジュアルな場面専用です。up が付くと目的がゆるくなる——そう覚えておくと迷いません。
会話例5選

①初対面で
I met her at a conference last year.
去年、学会で彼女と知り合ったんだ。
②出迎えとして
I will meet you at the station at seven.
7時に駅まで迎えに行くね。
③打ち合わせとして
I am meeting with the client on Thursday.
木曜にクライアントと打ち合わせがあります。
④友人と落ち合って
Let us meet up with Sam after work.
仕事のあとサムと合流しようよ。
⑤カジュアルな誘いで
Want to meet up this weekend?
今週末、どこかで会わない?
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
日本語の「会う」は一語で済みますが、英語は目的の有無とあらたまり方で形が変わります。ビジネスメールでは特に差が出ます。
| 表現 | ニュアンス | 使う場面 |
|---|---|---|
| meet | 出会う・出迎える | 初対面・合流 |
| meet with | 目的をもって面談する | 商談・相談。ビジネス |
| meet up with | 約束して落ち合う | 友人との予定。カジュアル |
| get together | 集まる | 複数人。親しい間柄 |
| see | 会う | 最も広く使える。日常的 |
取引先へのメールで meet up with を使うと、軽すぎる印象になります。逆に友人相手に meet with と書けば、堅苦しく響く。相手との距離が、そのまま形に出ると考えてください。
次に読みたいフレーズ
「会おうよ」と誘うときの定番表現も知っておくと、この使い分けが実際の会話につながります。予定を持ちかける言い方をあわせて確認しておきましょう。
使い方のポイント・注意点
- Nice to meet you. は初対面専用。再会なら Nice to see you again. です。
- meet with はアメリカ英語で特に一般的。イギリスでは meet だけで済ませることもあります。
- meet up は with を省いても使えます(Let us meet up at six.)。
- ビジネスメールではmeet with、友人にはmeet up と使い分けます。
- 過去形・過去分詞はどれも met。活用は共通です。
まとめ:meet 3表現の違い
meet は出会い、meet with は面談、meet up with は待ち合わせ。with と up という小さな部品が、場面と距離感を切り替えています。予定を伝えるときに迷ったら、目的があるかどうかを基準に選んでみてください。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この使い分けも、「ルールを知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

