目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “mull over” は「じっくり考える・熟考する・思いを巡らせる」を意味するイディオムだ。
- 結論を急がず時間をかけて検討する場面で使われる。“mull it over”・”let me mull it over”・”mull over the decision” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- 即決せず「少し考えさせて」と返答を保留するときの “let me mull it over” が定番の使い方である点がポイントだ。
「じっくり考える」「少し検討させて」を英語でどう表現するか。ネイティブが使うイディオムが “mull over” だ。
「mull over」の基本的な意味
結論から言うと、“mull over” は「じっくり考える・熟考する・思いを巡らせる」を意味するイディオムだ。
結論を急がず、時間をかけてあれこれ検討することを表す。”mull over + 物事” または “mull it over” の形で使う。特に “Let me mull it over.”(少し考えさせて)は、その場で即答せず返答を保留したいときの丁寧で自然な定番フレーズだ。
どんな場面で使うのか
- 即答を避けるとき:「少し考えさせて」と返答を保留するとき
- 重要な決断を検討するとき:時間をかけて慎重に考えるとき
- 提案を持ち帰るとき:その場で決めずに後で考えるとき
- 悩みを巡らせるとき:あれこれ思いを巡らせるとき
会話例5選

① 即答を避けるとき
Kate: So, will you take the job offer?
(で、その仕事のオファー受ける?)
Hiro: I’m not sure yet. Let me mull it over for a few days.
(まだわからない。数日じっくり考えさせて。)
② 重要な決断を検討するとき
Tom: Have you decided where to move?
(引っ越し先決めた?)
Sarah: Not yet. I’m still mulling over a couple of options.
(まだ。いくつかの選択肢をまだじっくり考えてるところ。)
③ 提案を持ち帰るとき
Mia: What do you think of my business proposal?
(私のビジネス提案どう思う?)
Hiro: It’s interesting. Give me some time to mull it over.
(面白いね。じっくり考える時間をちょうだい。)
④ 悩みを巡らせるとき
Kate: You’ve been quiet all evening.
(一晩中静かだね。)
Tom: Sorry, I’ve been mulling over something my boss said today.
(ごめん、今日上司に言われたことをずっと考えてたんだ。)
⑤ 慎重に考えるよう勧めるとき
Sarah: I’m about to sign the contract.
(今から契約書にサインするところ。)
Hiro: Maybe mull it over one more night before you commit.
(決める前にもう一晩じっくり考えてみたら。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「考える・検討する」を表す似た表現と比較しておこう。
| 表現 | ニュアンス |
| mull over | じっくり考える・熟考する。時間をかけてあれこれ検討する。 |
| think over | よく考える・検討する。”mull over” に近く、やや一般的。 |
| ponder | 熟考する・思案する。ややフォーマルで深く考えるニュアンス。 |
| sleep on it | 一晩寝かせて考える。即決せず翌日まで判断を保留するイディオム。 |
| weigh up | 比較検討する・天秤にかける。選択肢を比べるニュアンス。 |
“mull over” の特徴は「結論を急がず時間をかけてあれこれ考える」というニュアンス。”sleep on it”(一晩寝かせる)と相性がよく、即決を避けたいときの “Let me mull it over.” は非常に使い勝手がよい。
同じく「頭を働かせて考える・読み解く」ことを表す表現です。あわせて覚えておきましょう。
使い方のポイント・注意点
- “mull it over” / “mull over + 名詞” の形で使う:代名詞は “mull it over” の語順にする。
- “Let me mull it over.” が超定番:即答を避けて「少し考えさせて」と言う丁寧な返答。
- 時間をかけるニュアンス:その場でパッと考えるより、じっくり検討する場面に合う。
- “over” を省略しない:”mull” 単体ではあまり使わず、”mull over” の句動詞で使う。
まとめ:「mull over」の意味
“mull over” は「じっくり考える・熟考する」を意味するイディオムだ。結論を急がず時間をかけて検討するニュアンスがあり、特に “Let me mull it over.”(少し考えさせて)は即答を避けたいときの定番フレーズ。この形でそのまま覚えておくと、ビジネスでも日常でも自然に使えるようになる。
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