このブログの記事は以下の枠組みでいろいろな英語フレーズをご紹介しています。
◆意味:解説を丁寧に加えていきます
◆例文:会話・文章での使い方をご紹介します
◆ニュアンス:フォーマル/カジュアル・口語/書き言葉などの違いも紹介します
◆起源:フレーズの語源や歴史的背景が分かる場合には追加いたします
◆使用地域:アメリカ英語/イギリス英語/その他の国や地域の使用頻度などもご説明します
◆関連表現:同じ意味の別の言い方や類義語も参考にしてください
記事の信憑性
本日のフレーズ
本日は「nickel-and-dime」についてご説明します。
意味
“nickel-and-dime”は:
「少額のお金」「ケチケチした」「細かいことにこだわる」という意味です。
アメリカで「nickel(5セント)」と「dime(10セント)」はとても小さな金額を表すので、そこから 「取るに足らない金額・些細なこと」 や 「細かくお金を取る・ケチる」 という比喩的な意味になりました。
使われ方には大きく2パターンあります
動詞的(nickel-and-dime someone):「人を細かく搾り取る/少しずつ金を取る」
形容詞的(nickel-and-dime job / issue):「取るに足らない・小さい・ケチな」
例文
“The company keeps nickel-and-diming its employees with extra fees.”
(その会社は従業員から細かい手数料を取り続けています。)
“Don’t nickel-and-dime your customers — it’ll hurt your reputation.”
(お客さんから細かくお金を取るのはやめましょう。評判を落としますよ。)
“I’m tired of these nickel-and-dime expenses adding up every month.”
(毎月こういう細かい出費が積み重なるのはうんざりです。)
“He quit because he was tired of his nickel-and-dime job.”
(彼は安月給で小さな仕事ばかりにうんざりして辞めました。)
ニュアンス
カジュアルで口語的な表現です。
愚痴・不満を述べるときに使われることが多いです。
フォーマルな文章では “petty,” “trivial,” “stingy,” “overcharge” などを使うのが自然です。
起源
アメリカでは nickel = 5セント硬貨、dime = 10セント硬貨。
20世紀初期、これらの小額を意味する言葉から「細かくお金を取る」「ちまちました」という意味が生まれました。
特に1940年代以降、ビジネスや日常会話で「ケチケチする・細かく搾取する」という比喩として定着しました。
使用地域
アメリカ英語の表現です。
イギリスではあまり使われず、「penny-pinching」や「mean」が近い表現です。
関連表現
penny-pinching(けちくさい)
stingy(ケチな)
petty(取るに足らない)
tight-fisted(お金に細かい/イギリス英語)
charge for every little thing(何でもかんでも請求する)
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簡単に概要をご説明します。
脳には言語学習に必要な2重螺旋が存在する:
①宣言的知識:言葉で内容を説明できるもの(形式知・現在知)
三単現のsが、明らかに言葉で説明できる宣言的知識。つまり、覚えて口で説明する出来ると言うことですね
②手続き的知識:言葉では説明できないが確かに脳内にあるもの(暗黙知・潜在知)
連続的なアウトプットが相当なスピードで要求される状況では宣言的知識では間に合わないことがこの知識で可能となります。パッと口をついて出る、すっと頭に入ってきて理解できるとう言うことです!
もう少し知りたい方は以下の記事をご参照ください:
関連記事英語スピーキングについて知っておくと無駄な努力をしなくて済むと言う件
まとめ
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本日は以上です。