「no big deal」の意味とは?「たいしたことない」のネイティブ英語表現

この記事の要約(Key Takeaways)

  • “no big deal”(略:NBD)は「たいしたことない・大げさにしなくていい・気にしないで・問題ない」という意味の万能フレーズ。①感謝を受け入れながら謙遜するとき、②ミスや問題を軽く流すとき、③自虐・謙遜として使う3つの場面で登場。
  • “No big deal — we haven’t even ordered yet”(気にしないで——まだ注文してないよ)・“Just ran my first half marathon. No big deal or anything”(自虐)が記事の定番フレーズ。皮肉として使うと「まあたいしたことじゃないけどね(実はかなり重大)」という意味にもなる。
  • SNSやテキストでは “NBD” と略して使われる。声のトーンと文脈で「本当にたいしたことない」なのか「皮肉」なのかを判断することが重要。

「no big deal」——大きな取引がない?いいえ、「たいしたことない・気にしないで」を表す万能フレーズ

誰かに感謝されたとき、または何か小さなミスをしてしまったとき、英語ネイティブがさらっと “No big deal.” と言っているのを聞いたことはありませんか?直訳すると「大きな取引はない」になりますが、もちろんビジネスの話ではありません。

“no big deal” は、「たいしたことない・大げさにしなくていい・気にしないで・問題ない」という意味の表現です。何かを軽く流したいとき、または相手の感謝や謝罪を受け入れながら「そんなに気にしなくていいよ」と伝えるときに使います。

略して “NBD” とも書かれ、SNSやテキストメッセージでよく使われます。日本語で言えば「たいしたことない」「気にしないで」「大丈夫だよ」「どうってことない」に近いニュアンスです。

どんな場面で使われるのか

“no big deal” は①相手の感謝を受け入れながら謙遜するとき、②ミスや問題を軽く流すとき、③自分の行動を過小評価するとき(自虐・謙遜)の3つの場面でよく使われます。

また皮肉として使われることもあり、実は大きな問題なのに “No big deal.” と言うと「まあたいしたことじゃないけどね(実はかなり重大)」という皮肉のニュアンスになります。文脈と声のトーンで判断することが大切です。

会話例

場面1:感謝を受け入れながら謙遜するとき

A: Thank you so much for covering my shift last night. I really appreciate it.
(昨夜シフトを代わってくれて本当にありがとう。本当に助かった。)

B: No big deal. I wasn’t doing anything anyway. Hope everything worked out for you.
(たいしたことないよ。どうせ何もしてなかったし。うまくいったといいね。)

場面2:小さなミスを軽く流すとき

A: I’m so sorry I’m late. The train was delayed and I couldn’t help it.
(遅れてしまって本当にごめんなさい。電車が遅延して、どうしようもなくて。)

B: No big deal — we haven’t even ordered yet. Sit down and relax.
(気にしないで——まだ何も注文してないよ。座ってゆっくりして。)

場面3:SNS・自虐・謙遜として使う

Post: Just ran my first half marathon. No big deal or anything. 😭🏃
(初めてのハーフマラソンを走り終えた。たいしたことじゃないけど。)

場面4:職場・問題を落ち着かせるとき

A: I accidentally sent the draft version of the report instead of the final one.
(誤って最終版ではなく下書きのレポートを送ってしまった。)

B: No big deal. Just send a quick follow-up email with the correct version and a brief note. It happens to everyone.
(大丈夫だよ。正しいバージョンと一言メモをつけてフォローアップメールを送ればいい。誰でもあることだよ。)

場面5:恋愛・相手の謝罪を受け入れるとき

A: I’m really sorry I forgot to text you back last night. I fell asleep early.
(昨夜返信するのを忘れてしまって本当にごめん。早く寝てしまって。)

B: No big deal, honestly. I figured you were tired. Don’t worry about it.
(正直、たいしたことないよ。疲れてたんだと思ってた。気にしないで。)

通訳者が教えるニュアンスの深掘り

“no big deal” の核心は「これは大きな問題ではない・深刻に受け止めなくていい」という状況の矮小化にあります。謙遜・安心・流す——いずれも「大げさにしなくていい」というメッセージを相手に伝える表現です。

似た表現との比較を見てみましょう。

表現意味ニュアンス・特徴
no big dealたいしたことない・気にしないで謙遜・安心・軽く流す。感謝・謝罪どちらへの返しにも使える万能表現
no worries心配しないで・大丈夫“no big deal” に近いが、相手の心配・謝罪への返しに特化。オーストラリア英語でも定番
don’t mention itお礼には及ばない感謝への返しとして使う。”no big deal” より少し丁寧なニュアンス
it’s nothingなんでもない・たいしたことない“no big deal” に近い謙遜表現。やや古めで、フォーマルな場でも使える
not a big deal大したことではない“no big deal” とほぼ同じ意味。少し説明的なニュアンスになる

次に読みたいスラング

同じく「たいしたことない・軽い表現」の文脈で使えるスラングです。合わせて覚えましょう。

「low blow」の意味とは?「卑怯な一撃」をネイティブが使う表現を完全解説

特に “no big deal” と “no worries” の使い分けは覚えておくと便利です。”no worries” は相手の不安・謝罪・心配を取り除くことに特化しているのに対し、”no big deal” はより広く「これは大した問題ではない」という状況全体の評価として使えます。

no big deal = 大きな(big)取引(deal)はない = たいしたことない・深刻に受け止めなくていい

このイメージで、次の3フレーズをセットで覚えましょう。

1. “No big deal.”(たいしたことないよ・気にしないで)→ 感謝・謝罪どちらへの返しにも使える定番フレーズ
2. “It’s no big deal.”(大した問題じゃないよ)→ “it’s” を加えてより自然な口語表現に
3. “NBD.”(たいしたことない)→ SNS・テキストメッセージで使える略語

「大きな問題ではない = no big deal」と覚えれば、感謝を受け入れるとき・謝罪を流すとき・問題を落ち着かせるとき、すべての場面で自然に使いこなせます。

使い方のポイント・注意点

感謝にも謝罪にも使える:”You’re welcome” の代わりに感謝への返しとしても、”That’s okay” の代わりに謝罪への返しとしても使えます。どちらにも対応できる万能表現です。

皮肉として使われることもある:本当は大きな問題なのに “No big deal.” と言うと、「まあたいしたことじゃないけどね(実は重大)」という皮肉になることがあります。声のトーンと文脈で判断しましょう。

SNSでは “NBD” が定番:テキストやSNSでは “NBD”(No Big Deal の略)がよく使われます。特に自虐や謙遜の投稿で定番です。

フォーマルな場でも使える:職場やビジネスシーンでも自然に使えます。ただし非常にフォーマルな場では “It’s not an issue.” や “Don’t worry about it.” の方が適切な場合もあります。

まとめ:「no big deal」の意味

日常会話で頻繁に登場する万能フレーズ “no big deal”「たいしたことない・気にしないで・大げさにしなくていい」という意味で、感謝を受け入れるとき・謝罪を流すとき・問題を落ち着かせるときと幅広く使えます。略語の “NBD” も合わせて覚えておくと、SNSやテキストでもネイティブらしい表現ができます。次に誰かに感謝されたとき、ぜひ “No big deal!” と返してみてください!

まとめて覚えると会話で使いやすくなります。ネイティブがよく使うフレーズは、以下の一覧で紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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