この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:職場・友人・SNS・恋愛・ファッションの5場面を、A:B:の対話で紹介します。
- 違い:「Be careful.」は一般的な注意、このイディオムは「細部に落とし穴がある」という警告です。
- 別表現:Watch out for the fine print/Pay attention to the details など。
大きな計画はうまくいきそうなのに、なぜか小さなミスで台なしになる。——そんな経験はありませんか。
この記事では、「The devil is in the details.」の意味と使い方を、通訳者の目線で解説します。契約や計画の場面で、ひと言添えるだけで説得力が増す表現です。
「The devil is in the details」の基本的な意味
直訳は「悪魔は細部に宿る」。全体は良さそうに見えても、細かい部分に落とし穴が隠れているという意味です。
日本語なら「細部に注意」「落とし穴は細かいところにある」がしっくりきます。日本語の「神は細部に宿る」とは、良い意味と悪い意味で対になっています。
どんな場面で使うのか
- 契約書や見積もりの、細かい条件を確認するよう促すとき
- 計画に賛成しつつ、詰めの甘さに注意を促したいとき
- うまい話を聞いて、一歩引いて確認したいとき
提案への返事として「いい案ですね。ただ、細部に注意しましょう」と添えるのが典型的な使い方です。
会話例5選

職場で
A:The contract looks great to me.
この契約書、良さそうに見えるよ。
B:Let’s have a lawyer check it. The devil is in the details.
弁護士にも見てもらおう。細部に落とし穴があるからね。
A:Good point.
いいところに気づいたね。
B:I’ll send it over today.
今日中に送っておくよ。
友人と
A:I found a super cheap flight!
めちゃくちゃ安い航空券を見つけた!
B:Nice, but read the terms. The devil is in the details.
いいね、でも条件は読んでね。細かいところに落とし穴があるから。
A:You’re right, there might be hidden fees.
そうだね、隠れた手数料があるかも。
B:Exactly.
そのとおり。
SNSで
A:This giveaway sounds too good to be true.
このプレゼント企画、話がうますぎる気がする。
B:Read the rules first. The devil is in the details.
先にルールを読もう。落とし穴は細部にあるよ。
A:Thanks for the tip.
教えてくれてありがとう。
B:Anytime.
いつでもどうぞ。
恋愛で
A:We agreed to move in together next month.
来月から一緒に住むことにしたよ。
B:That’s exciting! But talk about rent and chores first. The devil is in the details.
素敵!でも家賃と家事の分担は先に話そうね。細部が大事だから。
A:Let’s make a list.
リストを作ろう。
B:Sounds good.
いいね。
ファッションで
A:This suit is perfect, right?
このスーツ、完璧だよね?
B:It looks great, but check the sleeves. The devil is in the details.
素敵だけど、袖を確認してね。細部が仕上がりを左右するよ。
A:Oh, they’re a bit long.
あ、ちょっと長いかも。
B:A quick tailor fix will do it.
仕立て直しですぐ直るよ。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
このイディオムは、相手の提案を否定しません。「賛成だけど、念のため」とやわらかく釘を刺せるのが便利なところです。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| The devil is in the details. | 細部に落とし穴があるという警告 | 契約・計画の確認 |
| Watch out for the fine print. | 小さな文字の条件に気をつけて | 契約書・規約 |
| Pay attention to the details. | 細かいところまで気を配って | 指示・アドバイス |
次に読みたいフレーズ
細部を確認する、という流れで読みたい「下調べする」の表現はこちらです。
使い方のポイント・注意点
- 「devil」は「悪魔」ですが、宗教的な意味はなく、ごく日常的に使われます。
- 冠詞は「the」で固定です。「The devil is in the details.」の形で覚えましょう。
- 相手の案を肯定したあとに添えると、角が立ちません。
まとめ:「The devil is in the details」の意味
「The devil is in the details.」は、細部に落とし穴が隠れていると伝えるイディオムでした。大事な場面で、ひと呼吸おきたいときに使ってみてください。
ほかの定番フレーズも、まとめて確認したい方はこちらもどうぞ。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
慣用表現を一つ覚えると、英語がぐっとネイティブらしくなります。
ただ、「知っている」と「会話で使える」の間には、見落とされがちな大きな差があります。
その差が生まれる理由を、10年通訳をしてきた立場から5つの特徴に整理しました。

