目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “jack of all trades” は「何でもできる人・多才な人・器用貧乏」を意味するイディオム。ポジティブ(多才)にもネガティブ(何でも中途半端)にも使える表現。
- 多才な人を褒める場面・中途半端さを指摘する場面で使われる。“He’s a real jack of all trades”・”jack of all trades, master of none” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- フルフレーズは “jack of all trades, master of none”(何でもできるが何も極めていない)。後半を省略するとニュアンスが変わる。“Renaissance man”・”generalist”・”versatile” との違いも記事で解説。
jack of all trades は「何でもできる人・多才な人」という意味のイディオムです。ポジティブにもネガティブにも使えるこのフレーズ、ニュアンスの使い分けを覚えておきましょう。
企業CEOの通訳を10年担当してきた筆者が、このフレーズの本当のニュアンスと使い方をわかりやすく解説します。
「jack of all trades」の基本的な意味
jack of all trades は「何でもできる人・多才な人・器用貧乏」という意味のイディオムです。フルフレーズ “jack of all trades, master of none” の後半を省略するかどうかでニュアンスが変わります。後半なし→称賛、後半あり→批評です。
どんな場面で使うのか
多才な人を褒めるとき
「あの人、本当に何でもできるよね」という称賛の場面。
中途半端さを指摘するとき
「何でもできるけど何も極めていない」という批評の場面。
会話例5選
【称賛として使う】
A: He fixed the plumbing, built the deck, AND rewired the lights?
B: Yeah, he’s a real jack of all trades.
(配管を直して、デッキを作って、電気の配線もしたの? / そう、本当に何でもできる人だよ。)
【フルフレーズで使う】
A: I know a little about coding, design, and marketing.
B: Jack of all trades, master of none?
(コーディング・デザイン・マーケティングを少しずつ知ってる。 / 広く浅く、何も極めてない感じ?)
【自己紹介で使う】
A: What’s your specialty?
B: Honestly, I’m a bit of a jack of all trades. I can handle most things.
(専門は何ですか? / 正直、何でもこなせる方です。)
【職場での評価】
A: We need someone who can handle multiple roles.
B: Talk to Sarah — she’s a jack of all trades.
(複数の役割をこなせる人が必要なんだ。 / サラに声かけてみて。)
【ネガティブに使う】
A: He keeps switching between projects.
B: Classic jack of all trades, master of none. He needs to focus.
(彼はプロジェクトを次々切り替えてる。 / 典型的な広く浅く。集中すべきだよ。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
| 表現 | 意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| jack of all trades | 何でもできる人・器用貧乏 | ポジティブ・ネガティブ両方 |
| Renaissance man | 博識・多才な人 | ポジティブ・知識人のニュアンス |
| generalist | ゼネラリスト | ニュートラル・ビジネス用語 |
| versatile | 多才な・汎用性のある | ポジティブ・形容詞 |
同じく人物・スキルを表すイディオムです。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
後半の省略でニュアンスが変わる
“jack of all trades” だけなら称賛、”master of none” まで言うと批評になります。
「a jack of all trades」と冠詞をつける
“He is a jack of all trades.” のように不定冠詞 “a” をつけるのが基本です。
まとめ:「jack of all trades」の意味
jack of all trades は「何でもできる人・多才な人・器用貧乏」という意味のイディオムです。後半の “master of none” をつけるかどうかでニュアンスが変わる点を覚えておきましょう。
他にも覚えておきたいネイティブ表現をまとめています。あわせてチェックしてみてください。

