目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:「That car is all show and no go.」=「あの車は見掛け倒しだ」
- 意味の違い:show(見た目)はあるが go(走り・実力)がない=見た目だけで中身が伴わない
- 別表現:口だけならall bark and no bite、見た目重視ならstyle over substance
見た目は立派なのに中身が伴わない——そんな「見掛け倒し」を英語で「all show and no go」と言います。車の性能表現から生まれたこのイディオムを、通訳として10年使ってきた立場から解説します。
「all show and no go」の基本的な意味
show は「見せかけ・外観」、go は「走り・動き・実力」。all show and no go は見た目は派手だが、中身や実力がまったくない=見掛け倒しという意味になります。日本語の「見掛け倒し」「見た目だけ」にぴったりです。
もとは派手だが走らない車を評した表現で、そこから人・製品・計画など幅広く使われるようになりました。批判・からかいのニュアンスがあります。
どんな場面で使うのか
見た目倒れの車や製品、口ばかりで実力の伴わない人、宣伝倒れの計画などを評すときに使えます。「見た目に騙されるな」というニュアンスを込められるので、期待外れを指摘する場面で活躍します。
会話例5選

① 車
A: That sports car looks amazing.
B: Maybe, but it’s all show and no go.
(A: あのスポーツカーかっこいい B: かもね、でも見掛け倒しだよ)
② 人物(口だけ)
A: He talks big about his skills.
B: Honestly, he’s all show and no go.
(A: 彼、腕前を大きく語るね B: 正直、口だけで中身がないよ)
③ 製品(宣伝倒れ)
A: The ad made it look powerful.
B: It’s all show and no go, trust me.
(A: 広告だと高性能そうだった B: 見掛け倒しだよ、信じて)
④ 計画(絵に描いた餅)
A: Their plan sounds impressive.
B: So far it’s all show and no go.
(A: 彼らの計画は立派に聞こえる B: 今のところ見掛け倒しだね)
⑤ からかい
A: Check out my flashy new setup!
B: Nice, but is it all show and no go?
(A: 派手な新装備見て! B: いいね、でも見掛け倒しじゃない?)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「見た目倒れ・口だけ」系は、対象が少しずつ違います。下の表で整理します。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| all show and no go | 見た目だけで実力・中身がない |
| all bark and no bite | 威勢はいいが実害はない(口だけ) |
| all talk | 言うだけで行動が伴わない |
| style over substance | 中身より見た目重視 |
all show and no go は「見た目 vs 実力」に焦点。威勢だけなら all bark and no bite、行動が伴わないなら all talk が近いニュアンスです。
次に読みたいフレーズ
口ばかりで中身の伴わない人を表す「pipsqueak(ちっぽけなやつ・口だけの人)」もあわせて覚えると、人物評の語彙が広がります。
使い方のポイント・注意点
- show(見た目)と go(実力)の対比
- もとは車の評価。人・製品・計画にも使える
- 批判・からかいのニュアンス
- 威勢だけなら all bark and no bite
- 行動が伴わないなら all talk
まとめ:「all show and no go」の意味
「all show and no go」は、show(見た目)と go(実力)の対比で見掛け倒し・見た目だけで中身がないことを表すイディオム。all bark and no bite や all talk との違いを押さえれば、「見た目に騙されるな」という評価を的確に伝えられます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

