目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- “bite one’s tongue” は「言いたいことをぐっと我慢する・口をつぐむ」を意味するイディオムだ。
- 反論や本音を言いたいのをあえて抑える場面で使われる。“I bit my tongue.”・”had to bite my tongue”・”bite your tongue” など記事の会話例で実際の使い方が確認できる。
- 舌を噛んで言葉を止めるイメージが語源で、波風を立てないために本音を飲み込むというニュアンスがポイントだ。
「言いたいことを我慢する」「ぐっとこらえる」を英語でどう表現するか。ネイティブが使うイディオムが “bite one’s tongue” だ。
「bite one’s tongue」の基本的な意味
結論から言うと、“bite one’s tongue” は「言いたいことをぐっと我慢する・口をつぐむ・本音を飲み込む」を意味するイディオムだ。
舌を噛んで言葉が出るのを止めるイメージが語源。反論・批判・本音を言いたい衝動をあえて抑えることを表す。波風を立てたくない、相手を傷つけたくない、立場上言えないといった理由で本音を飲み込むときに使う。
どんな場面で使うのか
- 反論を我慢するとき:言い返したいのをこらえるとき
- 本音を飲み込むとき:正直な意見を言わずにおくとき
- 波風を立てないために黙るとき:場の空気を考えて発言を控えるとき
- 立場上言えないとき:仕事や関係上、言いたくても言えないとき
会話例5選

① 反論を我慢したとき
Kate: Did you tell your boss he was wrong?
(上司に間違ってるって言った?)
Hiro: No, I bit my tongue and just nodded.
(いや、ぐっと我慢してただうなずいたよ。)
② 本音を飲み込んだとき
Tom: That was a pretty bad idea she suggested.
(彼女の提案、かなりひどかったね。)
Sarah: I know, but I had to bite my tongue to keep the peace.
(だよね、でも穏便に済ませるために本音を飲み込んだよ。)
③ 言いたいのをこらえるとき
Mia: How do you stay so calm when he criticizes you?
(彼に批判されてもどうやってそんなに冷静でいられるの?)
Hiro: I just bite my tongue and let it go.
(ただぐっと我慢して受け流すんだ。)
④ 相手をたしなめるとき
Kate: I’m going to tell her exactly what I think!
(彼女に思ってることを全部言ってやる!)
Tom: Bite your tongue. You might regret it later.
(言うのを我慢しなよ。後で後悔するかも。)
⑤ 立場上言えないとき
Sarah: You must have wanted to say something in that meeting.
(あの会議で何か言いたかったでしょ。)
Hiro: Definitely, but I had to bite my tongue in front of the client.
(もちろん、でもクライアントの前だから我慢するしかなかった。)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「我慢する・黙る」を表す似た表現と比較しておこう。
| 表現 | ニュアンス |
| bite one’s tongue | 言いたいことをぐっと我慢する。本音を飲み込むニュアンス。 |
| hold one’s tongue | 黙っている・口を慎む。”bite” より穏やかに発言を控える。 |
| keep quiet | 黙っている。最も一般的で中立的な表現。 |
| hold back | 抑える・控える。感情や言葉を出さずにおくニュアンス。 |
| zip it | 口を閉じる・黙る。カジュアルで命令的なニュアンス。 |
“bite one’s tongue” の特徴は「言いたい衝動を必死にこらえる」という葛藤のニュアンス。単に黙る “keep quiet” と違い、本当は言いたいのに我慢している感情が込められている。
同じくネイティブがよく使うイディオムです。合わせて覚えましょう。
使い方のポイント・注意点
- “bite my/your/his tongue” と所有格を変える:主語に合わせて one’s の部分を変える。
- 過去形は “bit my tongue”:”I bit my tongue.”(我慢した)と不規則変化する。
- “had to bite my tongue” で必死の我慢を表せる:「我慢するしかなかった」という葛藤を強調できる。
- 本音を抑えるニュアンス:単に黙るのではなく「言いたいのにこらえる」場面で使う。
まとめ:「bite one’s tongue」の意味
“bite one’s tongue” は「言いたいことをぐっと我慢する・口をつぐむ」を意味するイディオムだ。舌を噛んで言葉を止めるイメージが語源で、本音を飲み込む葛藤のニュアンスがある。”I bit my tongue.”・”had to bite my tongue” の形でそのまま覚えておくと、我慢の場面で自然に使えるようになる。
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