この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:I got cold feet before the wedding.(結婚式の直前におじけづいた)のように、実行直前の不安や躊躇を表します。
- 違い:be scared が広く恐怖全般を表すのに対し、get cold feet はすでに決めていたことを土壇場でためらうという特定の状況に使われます。
- 別表現:back out(土壇場でやめる)、have second thoughts(考え直す)が近い表現です。
足が冷たくなる、という感覚的な比喩から生まれた表現です。get cold feet は「土壇場でおじけづく・急に不安になってやめたくなる」という意味。結婚式のドタキャンにまつわる話でよく登場することから、マリッジブルーのイメージが強い表現でもあります。
「get cold feet」の基本的な意味
意味は「(実行直前になって)急に怖じ気づく・不安になる」。ポイントはすでに決めていたことに対する土壇場の躊躇だという点です。最初から怖がっているのではなく、直前になって急に足がすくむ感覚を表します。
結婚式の定番表現ですが、それに限りません。転職、契約、大きな買い物。後戻りできる最後のタイミングで訪れる不安すべてに使えます。
どんな場面で使うのか
結婚式直前の花嫁・花婿、転職の内定承諾直前、大きな決断の最終段階。もう引き返せない、あるいは引き返すには最後のチャンスという緊張感のある場面で使われます。
実際にやめてしまった場合は、get cold feet and back out(おじけづいてやめる)のように、back out とセットで使われることもよくあります。不安を感じただけなのか、実際にやめたのかで、続く表現が変わります。
会話例5選

①結婚式について
I got cold feet the night before the wedding.
結婚式の前夜、急に不安になっちゃったんだ。
②転職について
She got cold feet and turned down the job offer.
彼女、土壇場でおじけづいて内定を断ったんだって。
③大きな買い物で
I almost bought the house, but I got cold feet.
その家、買いそうになったんだけど、急に不安になってやめたんだ。
④友人を励まして
Don’t get cold feet now. You’ve prepared for months.
今さらおじけづくなよ。何か月も準備してきたじゃないか。
⑤プレゼン前に
I was getting cold feet right before my presentation.
プレゼンの直前、急に緊張で足がすくんできた。
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
不安や躊躇を表す英語は、タイミングと決断への影響で選び分けます。
| 表現 | ニュアンス | タイミング |
|---|---|---|
| get cold feet | 土壇場でおじけづく | 実行直前 |
| have second thoughts | 考え直す | 決断前や決断後どちらも |
| back out | やめる・手を引く | 実際に撤回した行動 |
| be scared | 怖い | 問わない。一般的 |
| hesitate | ためらう | 行動の直前。中立的 |
back out との違いも重要です。get cold feet は不安になった感情そのもの、back out は実際にやめるという行動。不安を感じても実行する場合もあるので、この2つは必ずしもセットではありません。
次に読みたいフレーズ
不安を乗り越えて決断する側の表現も、あわせて確認しておくと感情の両面を語れるようになります。
使い方のポイント・注意点
- 形はget cold feet。feet は必ず複数形です。
- 過去形はgot cold feet。gotten は使いません。
- 結婚式の文脈で特によく使われますが、あらゆる重大な決断に応用できます。
- 実際にやめた場合はback out を続けて使うと明確になります。
- カジュアルな表現ですが、日常会話でもニュースでも幅広く見かけます。
まとめ:「get cold feet」の意味
get cold feet は「土壇場でおじけづく」。足が冷たくなるという身体感覚が、決断直前の不安をそのまま表しています。結婚式だけでなく、人生のあらゆる大きな一歩の直前に訪れる、あの独特の緊張感を的確に捉えた表現です。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

