この記事の要約(Key Takeaways)
- 会話例:How could that be? I just checked it.(そんなことある?さっき確認したばかりだよ)のように、納得のいかない事実に反応します。
- 違い:Why? が理由を尋ねるのに対し、How could that be? は理由より先に驚きと不信を伝えます。
- 別表現:How come?(なんで?)、That makes no sense.(意味がわからない)が近い表現です。
説明を聞いても、どうしても腑に落ちない。理屈は通っているはずなのに、結果が納得できない。そんなときに口をつく英語がHow could that be?です。直訳は「それはどうやってあり得るのか」。日本語の「なんでそうなるの?」とほぼ同じ温度の一言です。
「How could that be?」の基本的な意味
意味は「なんでそうなるの・そんなことあり得る?」。could が入ることで可能性そのものを疑う形になり、単純な疑問より驚きの色が濃くなります。
大事なのは、これが必ずしも答えを求めていないこと。相手に説明を要求する場合もありますが、多くは信じられないという感情の表明です。日本語の「うそでしょ」に近い働きをすることもあります。
どんな場面で使うのか
予想と現実がずれた瞬間です。数字が合わない、届くはずの荷物が来ない、確認したはずの予約が消えている。筋道が通らない出来事に出会ったときの反応として自然に出てきます。
職場でも使えますが、相手を責めているように響く場合がある点は意識しておきたいところです。原因を知りたいだけなら、Could you walk me through it? のように聞き直すほうが穏やかにまとまります。
会話例5選

①職場で
The file is missing? How could that be? I saved it twice.
ファイルがない?なんでそうなるの。2回保存したのに。
②友人との会話
He forgot again? How could that be?
また忘れたの?そんなことある?
③買い物の場面で
The total is higher than the tag. How could that be?
合計が値札より高いんですが、どうしてでしょうか。
④家族との会話
How could that be? We were both there the whole time.
なんでそうなるの。二人ともずっとそこにいたのに。
⑤SNSの投稿で
Sold out in ten minutes. How could that be?
10分で完売。そんなことある?
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
日本語の「なんで?」はひとことですが、英語は理由を聞きたいのか、驚いているのかで言い方が変わります。
| 表現 | ニュアンス | 求めているもの |
|---|---|---|
| How could that be? | あり得ないという驚き | 説明より共感 |
| Why? | 単純に理由を尋ねる | 理由の説明 |
| How come? | くだけた「なんで?」 | 理由。カジュアル |
| That makes no sense. | 筋が通らない | 否定。やや強い |
| Are you serious? | 本気で言ってる? | 驚き。真偽の確認 |
語気が強くなると詰問に聞こえます。落ち着いた声で言えば純粋な驚き、強い調子で言えば非難。同じ文でも印象が変わる点は覚えておくと安全です。
次に読みたいフレーズ
もっと軽く、日常的に「なんで?」と聞き返す言い方もあります。使い分けられると、会話の温度をこちらで調整できるようになります。
使い方のポイント・注意点
- that の部分は自由に置き換えられます。How could this be? / How could he be? など。
- 過去のことならHow could that have been? と完了形にします。
- 驚きを強めたいときは前に But を置くと自然です。
- 詰問に聞こえやすいので、相手のミスが原因の場面では言い方に注意します。
- 答えを求めているのか感情の表明なのか、文脈で示すと誤解が減ります。
まとめ:「How could that be?」の意味
How could that be? は「なんでそうなるの・そんなことある?」。理由を尋ねる前に、驚きと不信がこぼれ出る一言です。答えを待つ質問ではなく、感情の共有。そう理解しておくと、返ってくる反応にも戸惑わずに済みます。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

