目次
この記事の要約(Key Takeaways)
- 「〜については基本すら何も知らない」を強調して伝える表現です。
- I don’t know the first thing about ~. の形で使います。
- 言い換えはI have no clue/I know nothing about ~などがあります。
「それについては、まったくのド素人でして」——知識ゼロを強調したいとき、ネイティブは「I don’t know the first thing about it」と言います。the first thing(最初のひとつ)すら知らない、という言い回しで「完全に無知」を表す、リズムのいい定番フレーズです。意味・場面・会話例・似た表現との違いまで解説します。
「I don’t know the first thing about」の基本的な意味
the first thing about ~ は「〜についての初歩の初歩」。それすら知らない=「基本的なことを何ひとつ知らない・まったくの無知だ」という強い否定になります。I know nothing about ~ とほぼ同義ですが、「入口の一歩目すら踏んでいない」というぶん、強調とユーモアが効くのが特徴。謙遜としても、率直な告白としても使えます。
どんな場面で使うのか
専門分野について意見を求められて「自分は門外漢です」と伝えるとき、機械やスポーツなど未経験のことを聞かれたときに使います。謙遜まじりに使うと角が立たず、自然。第三者について He doesn’t know the first thing about it. と言うと、批判的な響きになるので使い分けに注意しましょう。
会話例5選

① 機械
A: Can you fix the engine?
B: Sorry, I don’t know the first thing about cars.
(A: エンジン直せる? B: ごめん、車のことは何ひとつ知らないんだ)
② 謙遜
A: What do you think of the new tax rules?
B: Honestly, I don’t know the first thing about tax.
(A: 新しい税制どう思う? B: 正直、税のことは全然わからなくて)
③ 趣味
A: Want to join our chess club?
B: I’d love to, but I don’t know the first thing about chess.
(A: チェス部に入らない? B: 入りたいけど、チェスは何も知らないんだ)
④ 批判
A: He keeps giving advice on investing.
B: But he doesn’t know the first thing about it.
(A: 彼、投資の助言ばかりしてる B: でも基本すら知らないよね)
⑤ 言い換え
A: Do you understand this code?
B: I have no clue.
(A: このコードわかる? B: さっぱりだよ)
通訳者が教えるニュアンスの深掘り
「知らない」を表す表現と並べると、the first thing の強調が見えてきます。
| 表現 | ニュアンス | 使いどころ |
|---|---|---|
| Don’t know the first thing about | 基本すら何も知らない | 無知を強調する |
| Know nothing about | 何も知らない | 素直に言う |
| Have no clue | さっぱりわからない | 口語で気軽に |
| Be out of one’s depth | 手に負えない・力不足 | 能力が及ばない |
次に読みたいフレーズ
「これじゃ素人同然だ」を表す表現も、あわせて覚えておくと「無知・未熟」の語彙が広がります。
使い方のポイント・注意点
- the first thing about ~ は「〜の初歩の初歩」を指します。
- それを知らない=「まったくの無知」という強調表現になります。
- 自分について使えば謙遜、他人に使えば批判の響きになります。
- I have no clue はよりカジュアルな言い方です。
まとめ:「I don’t know the first thing about」の意味
「I don’t know the first thing about」は、「基本的なことを何も知らない」を強調して伝える表現です。「最初のひとつすら知らない」という言い回しの妙がポイント。自分に使えば謙遜、他人に使えば批判——その差を意識して使い分けましょう。
次のステップ:表現を「使える」英語にするには
この表現も、「意味を知る」と「会話でとっさに使える」とのあいだには、実は大きな差があります。
なぜ「知っているのに口から出てこない」のか——10年間プロ通訳をしてきた経験から、その理由を5つの特徴にまとめました。

